うわ、タイトル長い。
こんにちは、近藤です。
みんな、元気?
約2年ぶりの楽器フェアが先日開催されました。
楽しかった…。楽しすぎておしっこチビるかと思った。
レポートは覚えていたらおいおい書きます。
ちなみに2016年の楽器フェアを思いっきり楽しんでる様子のエントリは↓
最近、近藤は「グッドモーニングアメリカ」のベーシストの「たなしん」さんがとても好きです。
一人だけ合成みたいなことになってるのがたなしんさん。
合成っぽい。
たなしんさんは「ベースなんてだいっきらい」とか発言しちゃう系男子。
なのに61年製 Fender JAZZ BASSを使っている矛盾。
本当は大好きなのではないか。ツンデレか。
最近、いろんな凄腕ベーシストとコラボ動画をたくさんyoutubeで配信しているので、興味がある人はぜひ見てみてください。
その、たなしんさんが配信の中で
「(エレキ)ベースを始めようかな」
「(エレキ)ベース買おうかな」
と言ってた視聴者に向けて
「ベースは安いのなら1万円以下からあるし」
と答えてたのです。
確かに1万円以下のベースもあります。
そこそこのベースが5万円も出せば買えちゃう。
けど、そういうベースって音が…みたいな意見もよく見ます。
が。
初心者に産毛が生えた程度の私にも、一つだけどうしても譲れないことがあります。
楽器屋さんとかAmazonとか楽天で売っている初心者用ベースセットを買って、しばらく置物状態にしてしまった私から、
一つだけ、
ほんっとうに一つだけ
初めての1本を買う時に大事だと思っていることを伝えたい
と思ってブログを書くことにしました。
あ、楽器屋さんで買おうと思ってる人向けなので、
通販の人はこれ以上読まなくて大丈夫です。好きなの買え。
あとエレキベース買う人向けです。
これいいな、と思ったベースのネックを上からしたまで指で挟んでちゅる~ってやって!
はい。
どういうことか?って説明します。
ネックっていうのは、ヘッド(弦がグルグルーって巻いてあるネジみたいなのが付いてる部分のこと)の下の長い部分のことです。
何を確認してるかというと、フレット(ネックに横に打ってある棒のことです)が指に引っかからないかどうかを確認しています。
なんでそんなことを確認する必要が?と思うでしょう。
近藤がかつて見た目だけで買ったとある初心者向け低価格帯ベースは
フレットのはしっこの処理が甘すぎて、異常に指に引っかかって、
グリッサンドとかするとめちゃめちゃ指が痛くなって「もう弾きたくねぇや!」って思ったからです。
数々の初心者用に機材購入を薦めるサイトを見て
「初心者はジャズベがいい」※余談に書きます
とか
「初心者用セットは買うな」とか色々書いてあったけど、
「ベースってどんなもんかしら?」って
ちょっと触ってみたいわ、
でもそんなに高い機材は買いたくないわ、
音なんてよくわかんないわ、
っていう人は
とにかく上のネックを指で挟んでちゅる~っとやってみて、
指に引っかかりがないやつを買っておけば大丈夫です。
値段じゃない!プレイアビリティとかいうやつだ!たぶん!
ではこれからベースを購入しようとする皆様、良いエレキベースと出会えますように!!
以上!
じゃぁここからは余談でーす。
毎度のことながら余談が長くなっちゃったよ。
ヒマな人だけお付き合いくださいませね。
他の初心者向けブログなどを見ていると
「初心者にはジャズベがおすすめ!」
って書いてありました。
あー!それなー!ってなった。
エレキベースには非常に雑に大きく分けると
「プレシジョンベース(プレベ)」
と
という2種類があります。
単純に「ジャズベ」「プレベ」といったら、だいたいFender社のベースのことを指します。
他社さんから似たような(某M社からハマ・オカモトモデルクリソツベースが出て来て「そのまんますぎる!」と思った)ものが出ているときは「ジャズベタイプ」とか「プレベタイプ」って呼びます。
決してパクリなどではない!
見分け方は本体のツマミが3個くらいあったらジャズベ。2個だったらプレベ。
本体の黒いちっさいタッパーみたいなとこ(ピックアップといいます。弦の振動を拾って増幅するマイクみたいなものです)が2個くっついてZみたいになってたらプレベ。
タッパーが離れて| |ってなってたらジャズベ。
この2種類のベースは兄弟や姉妹みたいなもの。
歴史と絡めたら一発で覚えるからぜひ今日は、名前だけでも覚えて帰ってください。
まず地球にプレシジョンベースが誕生します。
ギターのテレキャスターをモデルに1950年頃Fender社で開発されました。
プレシジョンっていうのは「精密」とか「正確」という意味です。
フレットがあることによって音程が正確になりますよ、という意味で
プレシジョンベースと名付けられた、らしいです。
へー。
ジャズベースのほうは、遅れること10年。
プレシジョンベースを改良・拡張したものとして開発されました。
なので音色を作ることのできるツマミが増えているのです。
へー。
そいつは知らなんだ。
というわけで、プレシジョンベースはパワフルで太い音が出ます。
ジャズベースはプレシジョンベースをさらに改良したものなので、音色がモダンでオシャレな感じです。
だからといってジャズベを「JAZZだけで使ってください」っていう意味ではないよ。いろんなジャンルに幅広く対応できる優秀な子です。
私はジャズベタイプって実は1本も持ってないけど。
あと聴き比べてみて「ははぁ、なるほどジャズベース」とか思うレベル。
まだ指があんまり開かなくて痛いよう…っていう人はジャズベでOK!
細いというのは、上の指で挟んでちゅる~ってやった時のあの幅もそうだし、
太さもそう。
ジャズベのほうがネックが扱いやすいです。
近藤は最初の1本を買う時に、よくわからないので店員に「メタルばっかし聞いてる」って伝えたら
「じゃあプレベっすね!!!!」って言われてプレベ買ったけど(そして10年くらい置物になったけど)。
あとはフレット(ネックについてる棒ね、棒)の数が20か21か24か、っていうのもあります。
何が違うかつったら、どこまで高い音が出るかの違いです。
ピアノでいうところの鍵盤がいっぱいあるかないか、みたいなことです。
20F(フレット)のやつは、レギュラーチューニングだと一番高いのがD♯(レ♯)
21Fのやつは、レギュラーチューニングだと一番高いのがE(ミ)
24Fのやつは、レギュラーチューニングだと一番高いのがG(ソ)
です。
初心者がハイポジション(高い音)を弾くことは恐らくほとんど無いと思うので、
よっぽどの理由がなければ20Fでじゅうぶんです。
前にとあるスタジオミュージシャンにきいたら
「1年に2回くらい24F(G)の音が必要になるときがある」
って言ってました。
プロでそうなんだから初心者には必要ないです(バッサリ)。
近藤は今の愛機を買ってから3年目にして
「あってよかった24F!」
ってなったくらい使いませんでした。
しかも弾いてるのがJ.Sバッハの無伴奏チェロ組曲1番なので、
ポップスやロック音楽をコピーして楽しみたい~!っていう人は20F以上は本当に使わないです。
それからネックの長さ。
スーパーロングスケールだの、ロングスケールだの、ショートスケールだのたくさんあってよくわかりませんが、
ネックの長さが短いほうが手は辛くないのは確かです。
楽器屋さんに置いてあるベースはだいたい33インチ(約85cm)から35インチ(約88cm)が多いです。
よく楽器は買う時に試奏しろ、とか書いてあるけど、
初心者だから恥ずかしみ深い…って思いますよね。
そういうときは店員さんを捕まえて
「初心者でこれからベース弾きたいんで最初の1本を買いたいのだけど、音出してみてくれ!」
と頼んでみましょう。
あ、実際はもっと丁寧な言葉で伝えてください。
そうすると、店員さんはどのベースがいいか聞いてくるので、
お財布や見た目やちゅる~っとやった感じやフィーリングなどで目についた何本かを選んで弾いてもらうと良いです。
お店のアンプで爆音で鳴らしてくれるはずなので、そこで好きな音を出してるやつを選びます。
店員さんに「ツマミもいじってみてくれ!」とお願いしてみましょう。
プレベのときはボリュームじゃないほうのつまみ(ネックから遠いほう)を回すと
モワモワした音からコリコリした音に変化するのがわかると思います。
ジャズベのほうはつまみが2個あるけど、それは| |ってなっている黒いチョコレートみたいなやつの出力をどのくらいの割合にするか、っていうだけです。
こちらも音の変化があるので回すと面白いです。
最近は1ボリューム1トーン1バランサーとかいうのもあるけど。
バランサーっていうのは…なんだろうね。私もよくわかんないや。それ1個回すと2個のピックアップがいっぺんにミュート出来て便利、っていうのは聞いたことがある。なんか、便利なんだってさ。よく知らん!
それから、何が恥ずかしみ深いのかなぁ…と思って考えたのですが、そこら辺でバッキバキにスラップをしてるオッサンとかに「へたくそ…」とか思われるのが恥ずかしいんだな、と思います。
他のお客さんも店員さんもそんなの思いません!
初心者だし最初の1本だし下手どころか弾けなくて当たり前なのです!
ようこそ、ベース沼へ!くらいのことしか考えてないし、微笑ましく見守ってることがほとんどなので試奏にもレッツチャレンジしてみてください。
といっても恥ずかしいけど。
私も恥ずかしいからペンタトニックコードを弾いて、ハイポジションを弾いて、一応スラップをしてみて(できてない)「うむ」ってなります。
なんなら「アンプには繋がなくてだいじょぶです」とか言います。恥ずかしいから。えへ。
好きなベーシストが使っているベースに似たものを選びたいんだけど、でもそのベースが上に出てきたジャズベでもプレベでもなさそうだなぁ…。
というときは。
その画像を持って楽器屋さんに持っていって、似たもののネックをちゅる~っとやってみてください。
店員さんを捕まえて「似ているのがほしい!」といえばOKです。
本体選びに関してその他に必要かなぁ?と思う情報は。
重さ!
本体の重さ!
重要!!!
初心者の人がいきなりATELIER-ZのJINOモデルを買うぜ!なんてことがあるのかわかりませんが、5kgを超えると相当つらいです。腰が。
軽いATELIER-Zももちろんあります。
軽くって、他の人があんまり持ってない珍しい安いベースがほしいわぁ…。
というお方は。
Danelectroのロングホーンを是非。
めっちゃ軽いです。
色もかわいい!
音はおもちゃっぽい。だがそこがいい…。
普通のケースには入らないので気をつけてくださいね。
めっちゃ軽いっていうか、分解出来ます。
初心者でコレ買おうって人は何人いるのだろうか。
めっちゃ軽いです。当たり前だけど。
その他に必要なものは。
おうちが大きくて爆音(じゃなくてもいいけど)が出せるんだったらアンプ。
電源をつなぐタイプでもいいし、orangeとかVOXとかから出てる卓上アンプでも大丈夫。
もしアンプを買うならシールドと呼ばれる線(これも種類がいっぱいあるんだ…)も忘れずに!
おうちが狭いor住宅地だから音を出したくない人はvoxのヘッドホンアンプを買えばOK。これならシールドはいりません。
これね。べんり。
スマホとつないで音源を流しながら練習がしたくなる時が絶対来ると思うので、
AUX INや外部入力端子がついているものを選ぶと良いです。
最近のはほとんど全部ついてるけどね。
あとはアプリでどうにかなるので大丈夫です。
チューニングすらアプリでなんとかできる良い時代。
チューナーは、シールドがあるなら四角い箱のタイプ、クリップ式も人気が高いです。
こっちも最初は1000円くらいの安いので十分!
KORGが有名で優秀です。男らしく音叉でチューニングをしても良いです。
近藤はチューナーを持ってるのに英語の説明書しかついてなくてよくわからなかったので音叉でチューニングをしていた時期があります(2年くらい)。
それからストラップ。
可愛いのがたくさんあるけど、ベースは重たいので幅広で滑りにくいものを選ぶと良いと思います。
近藤は基本的にストラップを使わない子だけども(立って弾くことがないので)。
さてさいごに。
じゃぁ、結局初心者はどのベースを買ったらいいのよ?!
ってなりますよね。
私が完全な初心者を連れて楽器屋さんで予算3万円を上限として新品として買うならば…。
多分Bacchus(長野の会社です)を選びます。
それかLegend(荒井貿易の低価格帯の商品です)かなー。
Bacchusはラインナップが幅広いし、コスパが最強です。
Legendはピックアップの出力がでかいので好きです。
あと初心者セットがあるので面倒くさくなくてよい。
もし、完全な初心者を連れて楽器屋さんで予算3万円を上限として中古を買うなら…。
まぁ間違いなくフジゲン(長野の会社です)かARIA PRO II(荒井貿易です)を選びます。
なぜなら好きだから。
この2つのメーカーがとても好きだから!!!
就職したいもの!
じゃぁそんなかんじで余談がめっちゃ長いエントリをおわります。