百三十五年丸ノ内線

昔の思い出から今の話までいろいろ(1日に何回も更新するよ!)。実体験を元にしたコスメ話や脱毛・育毛話など。ニッポンゴムツカシイ

ベースのサドルとやらをメンテナンスしてやったぜ

こんにちは、近藤です。

最近、ベースのイモネジが勝手に飛び出てきてナンデカナードチテカナー?って思って観察したらサビて溶けてました。

 

ぎゃー。

 

というわけで、初心者ががんばってイモネジを交換ついでにブリッジのメンテナンスをしてやんぜ日記です。

 

っていうかさー、みんなそういうメンテナンスってどこで覚えるの?

教則本とかに書いてあるの?

勘?

 

もしかして、自分でやらないの…?

 

今回のメンテナンスではブリッジのお掃除と弦の張替え、フレット磨き、弦高調整、オクターブチューニングをやります。

初心者なので「ここ、こうしたほうがいいのに…」っていう正解をご存知の方はぜひ教えて下さい!

 

なによ!みんな!どこで学習するの?!

 

用意したもの

・ イモネジ 8本

・ ベース弦

・ アイバニーズのメンテナンス用のツール

・ 精密ドライバー プラス

・ ピカール

・ ウェス(楽器クロス)

・ オレンジオイル

・ マスキングテープ

・ 綿棒 があると便利

・ ニッパー

・ チューナー

 

私のベース(Aria Pro IIのふるーいやつ)は真鍮削り出しのブリッジなので、もしかしたらピカールじゃなくって仏具洗浄液のほうがピカピカになったかもしれないけど、今回はピカールで。

オイルは指板がローズウッドなのでオレンジにしてみたけど、レモンでもなんでもいいと思う。

知らんけど。

イモネジは六角の頭ので、私のは10mm×3mmという規格。

取り寄せ(3営業日くらいで届いたよ。1本50円)だったけど、Fenderとかのならお店においてあるのでサイズを見て買えば良いと思う。

1本引っこ抜いて楽器屋さんに持ってって「おなじのください!」でもいいと思うけどね。

 

では早速弦を外してブリッジを分解します。

 

アイバニーズのマルチツールのプラスのドライバーでキコキコとブリッジが止まってるネジを6本外します。

www.ibanez.co.jp

 

私は便利だからマルチツールを使ってるけど、使わない大きさの六角レンチも一緒になってるから、最初にベースを買った時についてるレンチと定規でも全然良いと思う。

 

こういうカード式の定規もあるしね。 

 

そしたら精密ドライバーの細いの(マルチツールの一番細いのだとまだ足りなかった)でブリッジ(弦が乗っかってるとこ)とバネみたいなのも外します。

 

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すると、こうなる。

 

写真上の丸木ネジがブリッジを本体に止めてたネジで、下の寸切りボルトに頭がくっついてるのがオクターブチューニングとかを調整するやつ。

上のバネはそのボルトにかぶせるやつで、T字になってるのがサドル。

写真だとよくわからないかもしれないけど、一番右側のサドルの右のイモネジが腐ってる。黒くなって短くなってるの。

手汗かなぁ…?

 

まずは全部の部品のホコリをはらって、ウェスで拭いて、寸切ボルトとバネをピカールで磨きました。

クロスが真っ黒になってびっくり。まだまだ時間をかければピカピカに出来そうだけど、面倒だから適当なところで切り上げました。

歯ブラシとかあったらもっとキレイにできたかも。

 

ブリッジはピカピカにする予定はないからササっと拭いておしまい。ホコリが溜まってた。綿棒とかがあると良いよ。

ここでメッキじゃないブリッジ使いの人は全部のパーツ(ペグとかもね)をCRE556とかに漬け込んでサビを落とすらしい。

その、使い終わったCRE556の汁ってどうするんだろう?直接捨てたらダメだよね?

謎だ~…。

 

次にサドルの腐ったイモネジを全部外します。

 

イモネジは頭とお尻があるので、間違えないように気をつけて入れます。私は1回間違ってセットして「くそが!」ってなったよ。

六角レンチとかマイナスドライバーが入るようにネジ山を切ってるほうを上にしてサドルに入れます。

 

で、ここが悩んだんだけど、最初どの程度ネジを入れておけばいいのかわからなくて、とりあえずイモネジのお尻とサドルの穴の切れ目が同じ高さになるように全部入れておきました。

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こんなふうに。 

 

 

よくさー、弦高調整のときに「左右のイモネジの高さが同じになるように」って書いてあるけど、メンテナンスのときの最初の高さのこととかはどこにも書いてないよね…。

みんなどうしてんの?

 

適当で良いの…?

 

サドルをブリッジに組み終えたら、次はせっかく外したところの木の部分なんかを軽くお掃除します。

昔のふるーい接着剤っぽいものとか「なんだろうこれは」みたいなアースの線とかが出てて怖かった。なんだろあれ。

 

綿棒などでごしごしこすったら黒いのが取れました。

 

さて、せっかくなのでフレットのお掃除もします。

くすんでてなんか気になってたんだよね。

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こんなふうにフレット以外の指板をマスキングテープで保護して(本当はネックの横んとこも保護したほうがいいけど面倒だった…)、ウェスにピカールをチョビっとくっつけて軽くゴシゴシーっと磨くのを24本+ナットのとこ。

私のはナットもブラスなのでピカールではあんまりキレイにならなかった。

それにしてもフレット、めちゃくちゃくすんでるね~。

買った時からこんな感じでくすんでたけども。1回気になりだすと掃除しなきゃー!って思うよね。

 

マスキングテープは貼るのが面倒だから、フレットガード(上に貼った定規とセットになってるやつ)があると便利かも…。

フレットガードはフレットの幅に合ってないと指板に研磨剤がくっついちゃうから良し悪しだね。 

 

 

そうそう、ピカールピカールって何回も言ってるけど、ピカールというのは金属磨き液のこと。

写真の左下にちょこっと写ってるのがそれ。

www.pikal.co.jp

 

これ、絶対換気しながら使ってね。

めちゃくちゃ頭が痛くなるよ…。

 

いろんな金属をコレつけて磨くとウエスが真っ黒になって「ヒャッ!」ってなります。

フレットをピカールで気が済むまで磨いたあとはキレイなクロスでまた磨いて、マスキングテープをピャー!っと剥がします。

 

マスキングテープを剥がした跡が白くなったので一瞬焦った。

 

次にオレンジオイルを指板に垂らして、指板お掃除用のウェスで磨きます。

このとき、間違えてピカールを拭いたクロスを使うと心と指板にダメージを食らうので注意してね。

フレットの横も綿棒でゴシゴシーっとやると黒いのが取れて「ヒャッ!!(2回め)」てなります。

 

この指板にオイルを含ませるっていうのも調べれば調べるほど「必要なのか…?」って思ってならない。

「オイルを含ませないと乾燥して割れる」 って聞いて「ギャー!」ってなったんだけど、20年くらいほったらかしにされてるギターの指板が割れてるのとかあんまり見たことがないんだよね。

上のほうでオレンジオイルでもレモンオイルでも好きなものを使えばいい!って書いたのはそういうこと。こういうのはやっぱり経験によるものが大きいのかもね。私の指板は割りと潤ってる(潤っている、とは?!←分かってない)らしく、オイルあんまり要らないとも言われたんだけど、毎日ガンガンに弾く人はお手入れもこまめにしないとNGだろうし…。うーん。風呂場の掃除にマジックリン!みたいなものだと思って一応使っているよ。

 

ボディなどもクロスでよく磨いたら、サドルをボディに取付けます。

寸切ボルトとバネとサドルを間違えないように組み立てます。

精密ドライバーでOK。

っていうか、この、サドルの初期位置もさ…みんなどうしてんの?

私はよく分かんなかったから、バネにテンションがかかってない状態(ゆるゆる?)で取付けたよ。

 

ブリッジをボディに取り付けるときは、なんとなく上の真ん中のネジを半分締めたら、下の左右のネジを半分締めて、次に真ん中を締めて…ってやりました。

自作PCとかも本体のネジは1箇所を一気に締めないで、対角線上のネジを分散させて締めるからクセがついている。

 

次に弦を張ります。

弦の長さってどこで切ればいいのよ!キイ!っていっつも思ってたんだけど、だいたいペグの巻きつけるとこから11.5cmで切るといいらしいよ。

私はよくわかんないから人差し指の長さで切る。

で、巻きつける。

 

なんとなーくチューニングを合わせたら、弦高がベタベタ(=低い)ので、サドルのイモネジをマルチツールの六角レンチの一番細いやつでホイホイ!って回して高さを出します。

イモネジをホイホイ は 時計回りだと弦高が低く、反時計回りで弦高が高くなるよ。

 

弦高を低くする→イモネジを時計周り

弦高を高くする→イモネジを反時計周り

 

私はイモネジを交換した時に「もはやイモネジが刺さってなくても変わらないよな?!」みたいな状態にしてたので、ひたすら時計回りに六角レンチを回しました。

サドルには2本イモネジが刺さってるけど、この2本を同じ高さにするように調整するのがベストなので、片方のネジを2回回したらもう片方も2回回す、みたいにすると良いと思います。

っていうか普通そんなに1周グルーっとか回さないけど。今回はメンテ直後なので!

 

イモネジ交換前もわりとベタベタな低さだったので、今回は高めで、1・2弦を3mm、3・4弦を2.5mmにしました。ってか、なりました。

フレット磨きで力尽きた。

 

高すぎだな。弾きにくいもんな。

ってか逆だな。あとで変えよう(1・2弦側をちょっとだけ低くしたほうが良い、らしい)

ここは好みで。

 

弦高は12フレットの真上に定規を当てて、真横から見て弦の下側とフレットまでの距離で測るらしい。

初めて知った。

 

インターネットが発達する前はみんなどうやってそんなの調べてたんだろう。

勘?

経験?

 

弦高を調整するとチューニングがズレるので、またなんとなーく開放弦をE A D Gに合わせたら今度はオクターブチューニングです。

 

12フレットを抑えたときの実音と、12Fで出したハーモニクスの音をチューナーで見て、あの寸切ボルトをキコキコして、サドルとブリッジの距離をちょっとずつ変えます。

 

ハーモニクスよりも実音が高い → ネジをしめる → 反時計回り

ハーモニクスよりも実音が低い → ネジをゆるめる → 時計回り

 

をします。

ひたすら。

 

はぁ、めんどうくさい。

 

最初、4時間くらいかかってた。

 

はぁ、めんどうくさい。

 

オクターブチューニングとはなんぞや。

 

ベース弾くと音程合わない?オクターブチューニングを調整しよう | ベース馬鹿サックのブログ~初心者から上手くなるまでの足跡~

 

いつもお世話になっております。

 

めんどうくさい。

 

でもやってたらいずれ合うので、がんばります。

 

オクターブチューニングまで終えたらメンテナンス終了ー!

がんばりました!わーい、パチパチパチ!

 

メンテナンスも一生懸命すると自分の機材に愛着が持てるね。

 

ほんならねー。