百三十五年丸ノ内線

昔の思い出から今の話までいろいろ(1年に3回くらい更新するよ!)

【ピアニスト向け】エレキベースの指板の覚え方

やあ。近藤だよ。みんなげんき?

近藤はベースをはじめて1年ちょっと経ったよ。

なのに未だに指板が覚えられないよ…。

 

【初心者 指板 覚え方】

でググって出てきた方法(1~5フレットをまず死ぬ気で覚える)とかが全く分からなかった。

で、なんでだろ?て考えたらピアノを長くやっていたせいで(ただし弾けない)同じ音が違う場所で出る、っていうのがどうにも納得行ってなかったみたいで。

 

というわけで、【初心者 指板 覚え方】でググって覚えられなかった人にまだるっこしい覚え方を教えるよ。

 

※ これを読んで更にわからなくなっても近藤は責任は取れないよ…。

※ あとこの覚え方は相当頭が悪い人向けだから真似しないほうが時間短縮だよ

※ 死ぬ気で1~5フレット、6~12フレット覚えるほうが早いよ

※ もっと早く教えろ、って人はページの一番最後から10行くらいを読むといいよ。

 

まず、この指板の覚え方にはちょっとしたコツがあって

 

1 ベースのチューニングをソラで言えること(超×∞初心者向け)

2 Cメジャースケールがピアノで弾ける

3 ドレミがCDEでイロハだということがわかっている

4 西洋音楽は(だいたい)平均律に支配されている

 

が、前提になるよ。

ピアノを習ったことがある人は4はわかっていると思うから割愛するね。

念のために3を説明すると

ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド が イタリア語

ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ ハ  が 日本語

C D E F G A B が英語

だよ。

単に呼び名が違うだけだけど、これからスコアを見てベースを弾こう!と思っているひとは、英語のCDEFGABを覚えると便利だよ。

 

1 ベースのチューニングをソラで言えること

もうこれはエレキベースを買ったらすぐやることだからわかってる人が多いと思うけど、念のために

 

4弦=一番太い弦  =E

3弦=二番目に太い弦=A

2弦=二番目に細い弦=D

1弦=一番細い弦  =G

 

だよ。

ベースを持って上から

E A D G

家 で ごろーん

って覚えてね。

ここまでしつこく書いたらベースを持ってない人も覚えたね。

上の太い弦から

い(E) え(A) で(D) ご(G)ごろーん

または

 

い(E) え(A) で(D) じ(G)っとする

のどちらかで覚えてね。

 

これはどっかの初心者向けページに書いてあったけどどこだったか忘れてしまったよ…ごめん。

 

2 Cメジャースケールがピアノで弾けること

頭の中に鍵盤を思い浮かべてド(C)を弾いてみようね。

そこからド レ ミ ファ ソ ラ シ ドで1オクターブだよ。

8個の音が弾けたかな?

でもこれは白鍵だけの話。

ピアノには黒鍵もあるよね。

じゃあどこに黒鍵があるでしょう?

 

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はい、ピアノの鍵盤だよ。

うん、とても雑だね。

黒鍵は

ド と レ

レ   と   ミ

ファ と ソ

ソ と ラ

ラ と シ

の間にあるね。

 

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白鍵から白鍵に移動するときに黒鍵を1個挟んでいるやつは

全音

っていうらしいよ。

なんでかは知らない。

 

で、白鍵から白鍵に移動するときに黒鍵を挟んでない部分があるね。

ミ と ファ

シ と ド

の間だね。

ここは

半音

っていうらしいよ。

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で。

Cメジャースケールっていうのは

ドレミファソラシド で 黒鍵をひとつも弾かないスケールだね。

あ、スケールっていうのは音階のことだよ。

あとメジャーっていうのは長調のことで、つまりなんかいい具合に明るい音階だよ。

 

で、よくピアノを観察すると

全 全 半 全 全 全 半

ってなっているのが分かるとおもう。

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 C(ド)から始まって、D(レ)に行くときは全だから黒鍵を1個挟んで

 D(レ)からE(ミ)に行く時も全だから黒鍵を1個挟む

 E(ミ)からF(ファ)の間には黒鍵はない

 F(ファ)からG(ソ)に行く時は黒鍵が1個

 G(ソ)からA(ラ)に行く時も黒鍵が1個

 A(ラ)からB(シ)に行くときも黒鍵が1個

 B(シ)からC(ド)に行く時は黒鍵がない

 

ちょっとわかってきたかなぁ?

 

さて!

ここでまる覚えポイントだよ。

メジャースケールは

全 全 半 全 全 全 半

で出来ているよ。

 

これはどういう原理かしらないけど、昔の人が

「あ、この感じで弾いたらいい感じじゃね?」

って決めたルールみたいなやつだから、まる覚えしてね。

多分そうだと思う。そうだといいな…ごめんね…。

 

この通りに動いたらいい感じ!ってことを頭に死ぬ気で叩き込んでね。

 

はい!

叩き込みましたね。

 

ここまでは大丈夫だとおもう。

近藤もここまではスラっと行けた。

 

けど。

Cメジャースケールでは弾かなかったけど、ピアノには黒鍵のD♯とかF♯とかもあるよね。

ではF♯から始まるメジャースケールはどうなるでしょう?

 

「はぁ、わかんねーや」

ってなってる人もいると思う。

近藤も最初「わかんねーよ!」

ってなってた。

っていうか「ニュアンスで」覚えてた。ニュアンスって…。

 

やっぱりよくわかんない…っていう人は

全音=スキップ=1個飛ばし

半音=1歩=お隣へ

 

って覚えてね。

 

そうすると…

 

全 全 半 全 全 全 半 で 1オクターブの明るい音階の移動ができることがわかってるから

 

F♯ =スタートの音

次の音はスキップするよ。F♯の隣の音(G)を飛ばして

G♯

だね。

次の音もスキップするからAを飛ばして

A♯

だよ。

次は一歩の移動でお隣の鍵盤へ。

B

になって、

その次はまたスキップ。Cを飛ばして

C♯

その次もスキップするよ。Dを飛ばして

D♯

その次もスキップ!Eに♯はないから

F

最後に一歩進んで1オクターブ出来ました!

 

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やったね。

 

どの音から始まってもメジャースケールは

全 全 半 全 全 全 半

で1オクターブだよ。

 

あれ、スケールの話してるね、と思ったあなた。お待たせしました。

さあ、ベースを持ってみようね。

そうそう、指板の覚え方だからマイナースケール(暗くて寂しい感じの短調のこと)は割愛するよ。

 

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ベースの普通のチューニングをしたら開放弦はこんな音だよ。

太い弦からボロローンって弾くよ。

 

い え で ごろーん

 

覚えてるかな?

 

ベースっていうのは、同じフレットなら自分より1個細い弦の音は半音で6個分上の音だよ。

Eの上に半音を6個積み上げると

E F F♯ G G♯ A

1 2 3  4 5  6

になるね。

あ、大事なポイントだけど自分自身を「1」って数えるよ。

なんだか知らないけどそういうルールだから覚えておいてね。

今後、音楽理論(近藤はきらいだよ…)とか楽典(大っ嫌いだよ…)をやる時に必ず必要になるから、何も考えずとりあえず「自分が1」って覚えておいてね。

 

で。

さっきの半音が出てくるよ。

メジャースケールは

全 全 半 全 全 全 半

で移動するよね。

Cメジャースケールで

ミ の次は ファだね。この間に黒鍵がないのはベースも一緒、っていうか平均律(1オクターブを12分割したもの)を使ってる楽器は全部共通なんだ。

 

というわけで、ここでまたまる覚えポイントだよ。

 

指板で12フレットまでの間でEの位置を死ぬ気で覚えてね。

コレさえ覚えれば楽勝だよ。

Eが嫌いならFでもGでもAでもいいよ。

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ちなみに、ベースは

1個弦を飛ばしてさらにフレットを1個飛ばしたところが1オクターブ違いの音

なんだ。

自分より1個細い弦を飛ばす時は右に1個

自分より1個太い弦を飛ばす時は左に1個

飛ばすよ。

 

つまり

4弦の開放弦のE の1オクターブ上のEを求める時は

自分より細い弦を1本を飛ばして =2弦

フレットを右に1個移動したところ(2フレット目)が1オクターブ高いE

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1弦の9フレット目のE の1オクターブ下のEを求める時は

自分より太い弦を1本飛ばして =3弦

フレットを1個左に移動したところ(7フレット目)が1オクターブ低いE

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になるよ。

 

これはめちゃくちゃよく使うから覚えておいて損はないよ。

っていうか「指板が覚えられねー!」とかすでに嘆いてる人には常識中の常識だと思う。

 

それから1個上の弦の7個フレットを右に行ったところも1オクターブ上の音だよ。

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ついでに12フレットの上の音は開放弦の1オクターブの上のEADGになっているよ。

 

さて、死ぬ気でEの場所を覚えたら、ピアノの黒鍵と白鍵の関係を思い出してね。

EとFの間には黒鍵はないよね。

平均律を使っている楽器の音階はすべて共通、というのもさっき覚えたよね。

 

ということは、Eの場所を覚えると、自動的に右に1個フレットを移動したところがFだということが分かるよね。

 

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Eの場所が分かったら、Fの場所もわかっちゃった!

 

次は開放弦に注目してみるよ。

Eの上にAがあるね。

自分自身の上下は6個離れた音がある!というのは

普通のチューニングをしているとき、これは絶対に崩れないルールだよ。

5弦ベースでローBの弦を増やしても、ハイCの弦を増やしても絶対に変わらない世界の掟なんだ。

というわけでEの場所を覚えたキミは自動的にAの場所も知ってるってことになるよ。

 

 

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ここでまた世界の掟を持ち出すよ。

弦はつねに6個分の距離を保ってチューニングされているんだ。

ヘンなチューニングしてるやつは知らない。

 

Eの6個分下の音はBだよ。

E D♯ D C♯ C B

1 2  3 4  5 6

なので、

Eの位置より1本太い弦で同じフレットにいる音はBだよ。

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4弦ベースだと1弦は自分自身より細い弦が居ないけど、

ベースの大原則

 1個弦を飛ばして1個フレットを移動したら1オクターブ上または下の音!

で求めることができるよ。

 

ちなみにはみ出ているBは「もし近藤が5弦ベースを買ったらあそこがB」の目印だよ。

 

さて。

Bが分かると平均律の仕組み(BとCの間に黒鍵はない)によってCの場所も分かるね。

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Bのお隣さんがCだよ。

残りはDとGだけど、これはいえでごろーんの仕組みでAの1個上がD、Dの1個上がGって覚えられるよね。

 

面倒くさいから指板作らなかったけど、印刷して書き込んでみてね。

 

っていうか、毎日白い指板表に音階を書いてたらイヤでも覚えたよ。

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はい、これ、サービス。

印刷して書いてみて。

 

でも平均律とメジャースケールの仕組みと平均律に支配されている世界のことは覚えていて損はないと思うからもっと知りたくなった人はgoogle先生に聞いてみてね!

 

ほんならねー。