百三十五年丸ノ内線

昔の思い出から今の話までいろいろ(1年に3回くらい更新するよ!)

バリウムを飲みました日記

※ 途中から小学生かよ、レベルでうんこうんこって連呼します

 

健康診断で拒み続けてたバリウムだけど、なんとなく気分が良かったので飲んでみたよ。

 

バリウムっていう白いやつは知ってたけど、まさかその前に発泡剤っていう口の中が地獄みたいになるやつを飲まなきゃいけないとはね。

ゲップしたらいけないのはこっちの発泡剤で、バリウムはひどい便秘をもたらす白い悪魔みたいなやつのことだった。

発泡剤、そもそも唾液でシュワシュワして、口の中にバブを突っ込まれたみたいになるから、それを飲むのがまず大変だった。鼻から出るかと思ったもん。

 

ゲップしたらダメだとはいろんな人の話で聞いてたけどムリだよ。

したもん、ゲップ。でも特に何も言われなかった。

 

そんで、頑張って発泡剤とやらを飲んだら次にまた紙コップを渡されて、拷問器具みたいなことになるベッドに横になる前に一口飲まされた。

 

これが白い悪魔バリウムであった…。

 

「うおお、粉っぽい薄ら甘いドロっとしてる気持ち悪い」

って頑張ったら即座に「全部飲めや」て言われて

「うあぁあ~…」

って頑張って飲んだあと、拷問器具みたいになることになるベッドに寝ろって言われてさ。

 

そんで、そこで自動的に色々グルグルされるんかと思って油断してたら

「右を向け」とか「息止めろ」とか「左向け」とか「息止めろ」とか「3回転しろ」とか「息止めろ」とか「左に回転しろ」とか「息止めろ」とか「腰あげろ」とか「息止めろ」とか「もうちょっと右向け」とか「息止めろ」とか「息を思いっきり吸え」とか「息止めろ」とかすごい勢いで指示された。

 

なんだよ全自動じゃねーのかよ!

 

指示が出るスピーカーがわりと音が悪くて「は?」て思ったけど、なんとか聞き取って、っていうか聞き取れなさすぎて医者(?)にキレられたんだけど、もうちょっと音響設備的なものを考えて欲しい。

 

もう、自分がなにをされてるのか、何を見られてるのかサッパリ分からないまま検査を終えたら、看護師さんからピンクの小粒的なものを渡されて「なるべく早く飲んでください」ってせかされた。

 

ってか。

 

健康診断のシメにバリウムでさ。

検尿と採血のせいで絶食絶飲からのシメにバリウムって、なんの拷問かと思った。

献血だって血を抜いたあとはポカリスエットとかドーナツとかくれるのに。

もらえるの下剤かよ。

 

発泡剤がお腹の中で超膨れてて食欲なんかなかったけど、バリウムのあとは即座に水をいっぱい飲んでごはんも食べたほうがいいってどっかで読んだから、絶飲食明けだというのにフライドポテトと冷水とアイスティーを飲んで下剤も飲みましたらば。

 

すべてに於いて大腸に悪い結果を招いたようで、電車の中で腹がグルグル言い出した。

 

っつーか、どこ、とは書かないけど健康診断受けに来るような街じゃないのよ、うちの会社の指定病院!

街の標語が「インスタ映え」みたいなとこ。

古着屋さんとかオシャンティーカフェとかしかないところで、どうやって大量の水(2・5リットル程度)を摂取しろと?!って慌てて入ったオシャンティーカフェで頼んだフライドポテト。バジルナントカカントカソースがかかってた。

 

「下剤の効果早すぎんだろwww」

って一人で痛くはないお腹を抱えつつ、でも油断したら何か出そうな尻をキュッてしつつ(スクワットで尻筋鍛えておいて良かった、と思った)駅のトイレに内股早歩きで向かいながら(だってオシャンティーカフェで白い水シャーとかダメかなー?と思って。私の残り少ない自尊心的な意味でさ、オシャンティーカフェのトイレ占拠はダメでしょ)よく考えたんだけど(神様に「トイレにすぐ入れますように!空いてますように!」って頭がギュンッ!てするくらい祈った)、空腹時に油ものと冷たいものってつまり暴飲暴食の権化みたいなものだったから下剤なんて要らなかったよ。

 

バリウムのあとの便は白い水がブシャァーって出る

 

っていうのをすごい楽しみにしてたのだけど、トイレの駅で対面したやつは、いつものとほとんど変わらないヤツでさ。

「ハハァン?これはウンコの栓だな?」

と思ってたんだけど。

ウンコの栓(前日までのやつ?)が無くなりさえすれば白い水がシャーッと!とかすごく楽しみにしてたけど、白い水も白いウンコも結局出なかった。

なんかいつものよか黄色いなー、みたいな、お餅ばっかり食べちゃいました!みたいなときのウンコがちょろっと出た。

下剤の効果もあったのやらなかったのやら。

 

っていうか、バリウムってさ、セメントみたいに固まって、最悪腸閉塞で死ぬ、とかいうの見て恐怖でしかなくて、白い水出なかったしウンコも普通のやつ…と思って怯えてた。

 

まぁ、普通のじゃなかったんだけど。

 

だって流れないんだもん。

 

「なに?こんなにうんこって粘性が高いもの??」って便器の中でわりと激しい水流に抗いながら水しぶきをあげてるうんこと見つめ合ってしまったよ。ちょっと、白い、怪しいうんこ。

自分ちだったらどうにでもできるけど、ここは公共性が高い駅の(しかもオシャンティーな街の駅らしくトイレも無駄にオシャンティーなの!)トイレの便器にベッタリ張り付く白い…かなぁ?言われたら白いかもね?くらいのうんこ。

 

ヒイイってなりながら3回くらい水流して下水に流してやった。

 

それから会社で仕事しつつ、また便意がやってきてさ。

やたら粘着質なこのうんこ、便壺(っていうの?水たまるとこ)に流れてったと思ってさ、しばらくしてまたトイレに行ったらなんか、まだいるっていうか戻ってきてんだよ。

カムバックウンコ。

水にたゆたうウンコ。

っていうかやばいじゃん、セメント並になるものがトイレの配管に詰まったら超やばいじゃん?!と思って、水流したけど(もったいない…)、ぜんっぜんさよならしてくれないの。

どんだけそこ(便壺?)の居心地がいいの?レベルで戻ってくるわけ。うんこが。

しかも会社のトイレだから誰かに見られたら超恥ずかしいじゃん。

元・私だったモノが白日の下にさらされるのはダメだ!と思って、すっごいドキドキした。

 

♪私待つわ いつまでも待つわ せめてあなたを見つめていられるなら♪

 

つってうんこがさ。便器の中で何か(私か?)を待ってんだよ。

いいから流れろよ下水に!

 

多分さ、噂の「白い水がシャー」を経験すればこんな粘着質なうんこと出会う必要がなかったはずなんだけど…。

♪出会った頃はこんな日が来るとは思わずにいた♪

だよ。

まさか紙コップのなかの粉っぽくて薄ら甘くてドロっとしててぬるまったいアレがこんな形で私を精神的に苦しめるとは。

 

何が悪かったのか(明らかにフライドポテトが悪かったんだと思うけど、もしかしたらあのオシャンティーな街の空気が悪かったのかもしれない)、白いやつが普通のうんこに混ざってきちまってさ…。

健康診断から3日くらいドキドキしながら過ごしました。

あと自宅のトイレ掃除用ブラシをダメにした。流れなさすぎてブラシで刺激を与えて崩して流したからね…。

戻ってくるんだもん。

「えへ、やっぱり来ちゃった♡」みたいなツラでさ…。

うんこのツラがどこか分かんないけど。

 

来年の健康診断では終わったあとにフライドポテトを食べないように気をつけようと思ったよ。