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ママの遺したラヴソング(2004/アメリカ/シェイニー・ゲイベル)
ニューオリンズのバーで歌手だったロレーンに纏わる人々の話。
一人娘のパースリーン(パーシー)が凄いかわいい、で、しょっちゅう画面に出てくるボビー・ロングっていうオッサン(黒人ではない)の顔を見て「どっかで見たことがあるんだけど誰だっけー…すごい見覚えはあるんだけどなー」て思ってたらトラボルタだった。トラボルタつったら、なんだかイカレた役な印象だったから、ちょっとびっくり。ていうかボビーもこの映画の中では十分イカれた人種だけど。
ローソンっていうイケメン(パーシーの兄的存在&恋愛相手的な役どころ?)が出てくるんだだけど、吹き替え版が森川智之で「うん、森川さんはこういう役だよねー!」ってなった。久しぶりに洋画を吹替で見たんだ。
出てくる風景とか画面がコントラスト高めで綺麗でよかった。
好き度:★★★
効能:トラボルタが出てくる映画を見る事を「トラボる」っていいたい
潜水服は蝶の夢を見る(2007/フランス/ジュリアン・シュナーベル)
ジャン=ドミニック・ボービー原作の映画化。脳梗塞ののち3週間の昏睡状態を経て閉じ込め症候群という植物状態になってしまった彼の物語。
フランス映画らしく画面はオシャレ、意思の疎通を図るのにまぶたの動きで表すところが、まるで自分がジャンになったかのような画面作りで良かった。乾燥防止のために動かないほうの瞼を縫うシーンがあるんだけど、そこがすごくヒイってなった。感覚がないから麻酔もしないんだよ。ヒイ。淡々と静かに進んで行く。意識の混濁した状態、記憶がじょじょに蘇る様や、執筆活動中の様子など、ボービーの苦悩が分かって、とても悲しくて切なくなったと同時に、静かな恐怖を感じた。
好き度:★
効能:自分の身に置き換えたらこんなに頑張れない
贖罪の街(2014/フランス・ベルギー・アルジェリア/ラシッド・ブジャール)
保安官殺しの罪で服役していたガーネットが仮釈放されて恋愛をしたり、いろいろな恨みを買ったりする話。
始まってからすぐ切ない映画だなぁ、と思った。大きな間違いを犯したガーネットが大金や地位や権力など求めず、ただ静かに平凡な暮らしをしたいと願うのに、信頼は得られず疑ってかかる人間や悪の道に再度引きこもうとするヤツばっかり出てくる。
ガーネットの心の振れ幅や、葛藤が画面越しでもビリビリ伝わってきた。
好き度:★★★
効能:一度失敗を犯すと挽回するのは難しい
ベイマックス(2014/アメリカ/ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ)
ご存知、白くてボヨボヨしているケアロボット・ベイマックスと開発者の弟、ヒロ・ハマダが悪いやつをやっつける物語。BIG HERO 6っていうアメコミが原作で、字幕と吹き替え両方見たんだけども、日本版はどうやらラストシーンのセリフとか画面が少し変わってるみたいでちょっと残念。
日本でのベイマックスっていうキャラクターコンテンツとしては大成功だと思う。
あの白いポヨポヨのことはCMと写真しか見たことなかったけど、映画を見たらかわいすぎてびっくりした。
キムは日本の通販番組で見た炊飯器がいかにかわいかったかをインタビューで力説し、ベイマックスのキャラクターデザインでもかわいさを重視したと語った。ベイマックスはかわいくて好奇心旺盛なキャラ設定となり、動きも極力制限され、幼児やおむつをした赤ちゃん、赤ちゃんペンギンの3つをモデルにかわいい所作を取り入れた。
ベイマックスのパワースーツも当初ガンダム風だったが、変更された。
かわいい度:★★★★★★
効能:癒されるし泣ける
このエントリ、UPするまでにちょっと時間差があるんだけど(書き溜める都合で)、ベイマックスだけもう2桁回見た…。
俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク(2013/アメリカ/アダム・マッケイ)
ご存知、俺たちシリーズ。
原題はAnchorman 2: The Legend Continuesなので、これは2作目に当たるようです。最初のも見たいな。
地方のニュースキャスターとして働いていたロン・バーガンディとヴェロニカ・カーニングストーン夫婦。ある日上司に呼ばれてオフィスに行くと、妻のヴェロニカは夜のニュースに大抜擢、失態の多い夫バーガンディはその場で首になる。イルカショーの司会で腐っていたバーガンディは史上初のGNN24時間ニュースのキャスターとしてスカウトされるが、与えられた時間は深夜枠で…という話。
まとも(?)に話が進んでいくのは前半までで、最後の各局大乱闘が見もの、っていうか、そこが一番面白かった。カナダのニュース番組チームが出てきた時の「カナダにニュースなんかあるのかよ」のセリフに、世界一平和な国はカナダで間違いない、と思った。でかい北海道みたいだもの。北海道に凶悪殺人犯なんてきっと潜んでない。
好き度:★★★★
効能:ブルース・ブラザーズが好きな人は気に入る
くもりときどきミートボール2 フードアニマル誕生の秘密(2014/アメリカ/コディ・キャメロン、クリス・パーン)
なぜ私は「2」から見てしまうのか…なぜ1を見ないのか…それは誰も知らない。
水からとても美味しい食べ物を作るマシンを開発したフリントが、なぜか暴走しているマシンを止めに行く話。
出てくる食べ物がやたら美味しそう、食べ物っていうかフードアニマルですが。美味しそうすぎてびっくりして思わず冷凍お好み焼きを食べました。
好き度:★★★★
効能:お腹が空きます
リロ&スティッチ(2002/アメリカ/クリス・サンダース、ディーン・デュボア)
ツムツムではキャラクターとしてよく知ってるけど、まさか宇宙人だったとは。スティッチ。しかも声がオッサンくさかった…(山寺宏一さん)。
宇宙人のジャンバ博士によって作られた最凶のモンスター・スティッチが処刑を免れて地球のハワイのカウアイ島に落ちて、犬と間違われてリロに飼われる物語。
こんな話だったのか~って初めて知った。単純にハワイの不思議ないきものと少女の話だと思ってました。
好き度:★★
効能:リロがかわいい
バッドガイ 反抗期の中年男(2014/アメリカ/ジェイソン・ベイトマン)
小中学生対象のスペル大会(競技かるたみたいなもの?)の規約の網をくぐり抜けて、いろいろな人に大ブーイングを受けながら出場してしまうガイ(40)の話。
なぜガイがわざわざこんな大会に出場したかの謎は、最後らへんまで分からない。途中で出てくるインド系の少年と友情のような、父と息子のような微妙な関係を作っていくところが面白かった。
好き度:★★
効能:邦題のサブタイトルが全部を表しちゃってる…
ママはレスリング・クイーン(2013/フランス/ジャン=マルク・ルドニツキ)
ある事情で刑務所で服役していたローズが、ハッピースーパーマーケットでレジ係として働きながら、他のレジ係を巻き込んでレスラーとしてデビューする話。
出てくる女性がキレイなのと、フランス語だから悪口なのに悪口っぽく聞こえなくて不思議な感じがした。
話のテンポはとても良くて、見終わったあとも爽やか(?)というかスッキリした気持ちになった!
好き度:★★★
効能:ルチャリブレの選手怖い!
アラジン(1992/アメリカ/ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ)※2008年吹き替え版
♪あ ほーにゅーわーーーーーー のあれ。
生まれて初めて見ました。ほうほう、こんな話なのね、と初めて知りました。
アラジンという盗人が国務大臣のジャファーに命令されて魔法のランプを恐ろしい洞窟から取ってきて横取りしたら幸せになった話。
「心が清らかなアラジン」とか書いてあるけど、働けよ、って思いました。盗人て…。盗んだパンをスラム街に居る子どもたちに分け与えるみたいなシーンがあるんだけど、盗人な時点で心は清らかじゃないわい!しかもジーニー(魔法のランプの精霊)をだましてお願いの回数をちょろまかしてるし…。お金持ちが悪行の限りを尽くして貧民が困ってる風でもなかったし、なんなんだろうね…何かがカットされたのかな…。
最終的にリア充死ね!みたいな感想しか浮かばなかった。ジーニーを吹き替えてるの山寺宏一さんはさすがの演技力だったのに、唯一「アラジンが盗人」ってとこに引っかかって楽しめなかったよ…。
好き度:★
効能:うーん。うーーーーん。
イン・ハー・シューズ(2005/アメリカ/カーティス・ハンソン)
頭のいい姉とアバズレな妹の話。
凄い泣ける、私は姉の立場だけど、頭の出来&振る舞い的にはこの映画の中の妹だし、こんなに姉妹愛がないから羨ましいのと、切ないのと…。
キャメロン・ディアスはどの映画出ててもかわいいな畜生!明日起きたら顔がキャメロン・ディアスになってればいいのに!
好き度:★★
効能:喉の奥がギュンってする
DEBUG/ディバグ(2014/カナダ/デヴィッド・ヒューレット)
カナダのSF映画。犯罪者が廃棄された宇宙船を再起動しようとしたら、船に積まれてたバイオプロセスとかいう厄介なシステムに攻撃されて殺されたり殺されそうになった人が逃げる話。
短いからサラっと見られたけど、ご都合主義的なところ(ヒロインの女性を憎んでたはずの仲間が自分たちはもう助からないのにヒロインを助けたり)が多すぎた。あとちょっと意味がわかんなかった…。
…レビュー見たら1.4だった。インストーラーというフランスの映画(だったかしら)よりも評価が低かったので笑った。とりあえず笑っておきました。あと、道端ジェシカみたいな顔の人が出てて、エロ役だったのでおつぱいを期待したんだけど、出てこなかった。ガッチリガードされてた。脱げや!!!!!
CGがとにかく安っぽくて、2014年の映画とは思えないんだけど、低予算の中頑張ったのかな、と思って好感が持てました。ストーリーはアレだけど。
好き度:★★
効能:ヒロインがあんまり可愛くないところがいい
不機嫌なママにメルシィ(2013/フランス、ベルギー/ギヨーヌ・ガリエンヌ)
娘が欲しかった母親に女の子として育てられた結果、自分の性別に疑問を持つギヨーヌの話。つまり、監督のギヨーヌ・ガリエンヌの半生の物語。主役のギヨーヌ、ママの一人二役で、フランス語の柔らかな(というかなめらかな?エロい?)言葉使いと相まってヌメッとした質感の映画でした。
ぬめりけと湿り気が凄かった。
好き度:★★
効能:ギヨーヌがだんだん荒川良々に見えてくる
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2015/ニュージーランド/ジェマイン・クレメント)
ヴァンパイア4人が共同生活を送る屋敷にカメラが独占密着したという映画。
かつてどこかで見たことあるなこの演出、みたいなのが満載。つまり色んな映画のパロディ。1時間とちょっとの短い時間だけど、すごく笑えた。
ヴィアゴ379歳、ディーコン183歳、ヴラド862歳、ピーター8000歳の4ヴァンパイア(という数え方でいいのか)のそれぞれの性格は開始10分くらいでわかる。ヴァンパイアあるあるみたいな小ネタも凄い入ってる。「アメリカとかの若者にインタビューするドキュメンタリーのやつってこんな感じだよねー」って思い浮かべる絵面そのもの。でも出てるのヴァンパイア。しかも飛ぶ。ワイヤーで吊ってるのがまるわかりな感じで飛ぶ。もちろん事件も起きるし警察も呼ばれる。
あと、ピーター(8000歳だからヴァンパイアミーティングへの参加は免除されてる)は日光に当たって焼け死ぬ。ヴァンパイアあるある。
好き度:★★★★
効能:バカバカしくて面白い