ホッテントリをバーっと流し読みしていたら
男性の香りについて言及していたブログがあって
興味深く拝見しました。
(流し読みしてすぐにその香水について調べたら
どっか行っちゃいました。初めてのトラックバックとか
してみたかった…)
香水ね、好きなんですよ。瓶が可愛い。
安野モヨコさんの美人画法を読んでから、
香水タワーに憧れて作ったりしたので最大で30本くらい持ってました。
普段使いはANNA SUIのANNA SUIで、遊びに行く時は夏はサマームーン(これ、無くなっちゃって悲しすぎるんで、要らない人がいたらください><)か、エスカーダのイビザヒッピー、2月くらいだったらアクオリナのチョコラヴァーズ。
夜に遊ぶ時はギュペシルクかヴィヴィアンのブドワール…
ブドワールはオールナイトのクラブイベントでみんなつけてて、今も匂いを嗅ぐと懐かしく思います。
今夜は勝負!のときは資生堂のばら園のトワレを纏ったり、練り香水を耳の後ろにつけたりして…。
……。
現在は面倒くさいので付けません。
グっとくる、とは違いますが
どうしてもイラッとくる思い出の香りがあります。
cK-oneです。
大学生くらいの時に超流行って
大人気だった香りです。
香り自体は嫌いじゃない(むしろ好き)だし、
ボトルも持っていたのですが、
この香水がねー、苦手で苦手で。
苦手になったきっかけは、私が初めて一人暮らしをした部屋での思い出につながります。
その当時、ゴシック&ロリータとかゴスとかパンクとかに傾倒していた私は、寝室を真っ黒にしていました。
カーテンも黒、シーツも黒、枕カバーも黒、掛け布団カバーも黒。
夏に入ったら卒倒しそうなほど暑苦しい寝室でした。
そこに真っ赤なモヘアのクッションを起き、不気味な人形を飾り、
「これ、カーテンかな?」と思うほどにレースのあしらわれた、
ツルツルの床で寝っ転がったらカーリング出来そうなほどの生地(サテン生地)で出来た夜着(と呼んでいたがパジャマです)を着て、
週に一度はお布団にヴィヴィアン・ウエストウッドのブドワールを
シュッとして「自分はどこかに幽閉された王子様で…」と妄想しながら眠るのが好きでした。
遊びに来た友達は、その部屋を見ると「パタン」と戸をしめたものです。
あ、今嘘をつきました。
主に使う入り口(2箇所から出入りできた)は引き戸だったのでパタンはしません。
スーッです。
しかもそのゴス部屋(通称:図書館)は畳でした。
ついでにベッドでもなく、マットレスがあるわけでもなく布団でした。
図書館と呼ばれていた理由ですが、6畳間の長い辺一面が本棚だったからです。
5000冊くらい本が入っていました。
その図書館に、ある日友達が宿泊しました。
そいつが、cK-oneを頭からかぶってきたんじゃないかくらい臭かったのです。
そして、家主お気に入りの黒い布団にダイブアンドスリープ。
アアァァア!
家主は アァアァア! と思っていました。
追いだそうにもすっかり熟睡中のその人は
布団にcK-oneの香りを染み付かせて帰っていきました。
「わーん!くさいよう!!!!」
凶暴なほどcK-oneの香りに汚染されたお布団一式。
爽やかな香りが腹立たしく、私はシーツも枕カバーも掛け布団カバーも引剥がしました。
動かすたびにcK-one。
これつけてるやつ全員死ね!くらい当時は恨みました。
新しいシーツは真っ白。
無印良品で買い揃えた、真っ白白の綿シーツ。
匂いも洗濯したての洗剤の香りでした。
黒くないお布団で寝ると疲れないなー。
熟睡した私は「二度とシーツ系は黒を使うまい」と決めました。
ありがとう、cK-one!
でも大っ嫌いだよ、cK-one!!
もっと嫌いなのはcK-beだよ!!!←臭いから