百三十五年丸ノ内線

昔の思い出から今の話までいろいろ(1日に何回も更新するよ!)。実体験を元にしたコスメ話や脱毛・育毛話など。ニッポンゴムツカシイ

副鼻腔炎の手術をしました日記

副鼻腔炎の手術をしてきたよ。
1週間の入院をしてみて、感想を書いてみるよ。

 

※このエントリは長い上にだんだんやさぐれていきます。

 

はじめての入院と持ち物

私の入院予定は1週間だったので、ライブの遠征の荷物+7日分の着替えで挑んでみた!
持ち物リストは入院受付をすると貰えるから、それに従って揃えるのが一番だと思う。

それと、タオルや着替えはレンタルできることがあるよ。私は家から近い病院で外出許可をもらえれば取りに帰れる距離だったから自前でなんとかしたよ。

ちなみに私の場合は入院手術費用が少なくとも20万を超える予定だったので、高額医療費制度を利用したよ。

高額医療費制度は加入している健康保険組合に電話すると送られてくる1ヶ月の自己負担額が3割未満になるシステムの何かだよ。

医療費が高額になりそうなとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会


持ち物 

☆は持って行って良かったもの
★は必須

 

入院当日の装い(外出着)

パーカー
スキニージーンズ
390円のスリッポン ※院内スリッパ代わり
靴下
Tシャツ

 

持ち物(でっかいバッグ2コ分)

★スポーツタオル 10枚
★パンツ 7枚
紙パンツ 5枚(使わなかった)
ブラジャー 1個(悩んだけど院内でほとんど汗をかかなかったので1個。スポブラとかチューブトップブラが使える人は日数分あっていいと思う)
★Tシャツ 3枚
★タンクトップ 4枚
☆薄手の綿カーディガン 1枚
☆部屋着ズボン(ユニクロのリラコみたいなやつ) 1枚
☆部屋着のタオル地短パン 1枚

★化粧水 トラベル容器に入れ替えたもの
ニベアハンドクリーム ミニサイズ
★ヘアブラシ
アゴ
☆コンドルクリップ
爪やすり
☆鏡(A5サイズ)
体が拭けるウェットシート
アルコールティッシュ
★ボックスティッシュ 1箱
コットン 30枚(朝と夜に2枚ずつ7日分の意味)
★歯ブラシ ※
紙コップ ※
割り箸30膳 ※
キャンプ用プラスチックスプーン 10本 ※
ストロー ※
毛抜き ※
☆腕時計
★トラベルシャンプー&リンス
ボディーソープ ※
☆使い捨てマスク7枚
☆スーパーの袋 6枚ほど

 

★筆記用具(ボールペン)
スマホ充電用コード
iPod(ラジオの録音をパンパンに詰めたもの)
小説

2リットルミネラルウォーター1本 ※

 

※の内訳

歯ブラシ→100円均一で適当なセットを買ったが磨きにくすぎたのでちゃんとしたのを買い直した

 

割り箸、紙コップ、プラスチックスプーン→外科手術を伴うため、3日くらいは動けない(=洗いに行けない)ことを想定して全て使い捨てで賄った

 

ストロー→私は使わなかった

 

毛抜き→あまりにもやることがなくて暇だったので、売店で買い足して白髪を抜いたり眉毛を抜いたり鼻の角栓を抜くのに使った

 

ミネラルウォーター→全身麻酔のため喉に強烈な痛みが発生し、飲み物は食事の時に出るお茶以外に6リットル分のミネラルウォーターで足りてしまった。水分不足の場合は点滴で強制的に水分が注入される…


入院までの流れ

(都内の大学病院の一例です)

入院前日に電話で確認がくる。その時に来院時間を指定される。事前に書類(保証人やら誓約書やら)を揃える。

 

1日目(入院初日)

指定時間に受付を済ませて入院棟へ行き、部屋へ案内される。ナースステーション前で名前と生年月日の確認があり、利き手にネームバンド(フェスの再入場禁止のあれみたいなやつ)をされる。

荷物の整理の後、手術から退院の流れの説明が看護師からあった。その後、入院棟の設備の案内や、入浴予約の仕方や売店の場所などのカンファレンスを受けた。

その後、翌日の手術の内容を担当医から説明され、また誓約書にサインをする。

担当医に尿道カテーテルは私が目覚める前に抜いてくれ!とお願いする(本当は意識が戻ってかららしいが知らないうちにどうにかしておいて欲しかったため)。その後、看護師からおむつを購入してくるように指示があった。

16時頃に点滴用の針を付ける。入院棟の処置室で看護師と違う服の医者に装着される。動脈注射らしく献血慣れしているとはいえちょっと痛い。

17時に夜間担当の看護師から挨拶があり、体温、血圧チェックがある(これは毎日)。

17時40分に夕飯、20時半から30分入浴(シャワー)、ナースステーションで点滴針のところに防水パッチを貼ってもらうことになったが、やたら可愛らしい看護師だったのでちょっとドキドキした(のちに担当になったとき大変お世話になる)

また、21時から絶食、0時から絶飲食になるため、売店でおにぎりやお菓子などを買い20時頃に食べた。

 

2日目(手術日)

6時に起床の放送が入る。

7時20分頃に体温、血圧の測定があった。点滴が始まる(脱水症状予防の水分だと思われる)

朝食は7時40分頃だが絶飲食なので眠る。意外と眠れる。

12時20分頃に昼担当の看護師が手術着を持ってくる。私はカテーテルの件がありT字帯(とは一体…ふんどしみたいなもの??)ではなくおむつ装着だった。おむつの説明書を読んでもよくわからなくてなんとなくのセルフおむつになった。手術着のマジックテープに埃が溜まりまくっていてすぐに外れるのでイラッとした。

手術室の看護師に担当が変わり、点滴をぶら下げるカラカラするやつ(よく病人の人が押して歩いてるアレ)をガラガラしながら歩く。意外と緊張はしていない。麻酔科の先生、研修生の人、あともう一人誰だ…助手?かな?の人が現れる。エンジ色とネイビーとグリーンの服だったので「高校の学年別ジャージみたいだ…」と思った。手術室で担当医と顔を合わせたので、頑張ってくださいの意味を込めて「よろしくお願いします」と挨拶した。

手術台は狭く、電気毛布で挟まれているみたいに暖かかった。意外とテキパキ、というかベルトコンベアに乗せられた商品が梱包されていくみたいに、紺色の人が酸素マスクを私につけながら看護婦が毛布をかけつつ手術着を脱がせて、えんじ色だか緑色の人が胸に何やら貼り付けた(心電図)までが流れるような動作でびっくりした。みんなもっとゆっくりやっていいよ?

寝転がると麻酔科の先生が酸素マスクを私の顔に装着してきて「酸素が出てますよ~深呼吸してください~」と言われた。天井の模様などを見ながら深呼吸していると「これからだんだん1分くらいで眠りますからね~」といわれ、「1分か、意外とかかるなぁ」と思いながら3呼吸くらいしたら、次に目覚めた時にはすでに手術が終わっていた。

手術室に時計とかなかったのかな…見ておきたかった。

気がついた時、自分の頭の上にあった時計が15時半だったので、事前説明の「手術が複雑なので3時間ちょっとかかる」という説明を思い出し「巻いたな…」とか思っていた。

担当医がベッドを引いて入院棟まで連れてきてくれたのは見ていたので覚えているが、その後処置室で1時間ほど眠っていた模様。

鼻呼吸が出来ず、口ではぁはぁ息をする。喉に血液が混じった唾液が流れ込んできたがとりあえず飲み込む(どうせ後で盛大に吐くと思ったので)

背中が鬼恐ろしく痛かったのでナースコールをしてベッドの角度を調整してもらった。

まぁ痛かったんだけど。モゾモゾ動いているが兎に角吐き気と涙(涙管とやらの近所を手術したので圧迫されている)がすごい。手術を受ける前に「全身麻酔は吐き気と熱と汗がすごい」っていうのを知らなければ「死ぬ…」って一人で泣いていたところだった。

全身麻酔で喉に酸素吸入チューブを通した影響で声が出ないのでゆっくり口パクで「せなか いたい」と「あとどのくらい?(寝てればいい?)」と聞くと30分くらい、といわれたので30分待つ。意外と手が動くのでサイドテーブルに置いておいた時計を眺めていると夕飯が届いた(食えるか!)

30分後、看護師がやってきて助けられながら着替えをする。着替えは手術前にベッドの上に畳んで用意しておいた。

点滴は刺されっぱなしなのでゆったりとした袖口のものが良いと思う。

その後看護師が少し席を外したときに猛烈な吐き気に襲われたので素早くサイドテーブルの下の引き出しの中にしまっておいたスーパーの袋を開き、速やかに血液と唾液を吐き出す(わりと冷静、かつ几帳面)。2吐きしたところでまだ吐き気はあったがゴミ箱を引き寄せてから横になった。とにかく全身だるくて仕方なかった。汗がダラダラ出た。涙もダラダラ出た。

点滴は外れず。朝まで1時間寝て起きて吐き気と戦うのを繰り返した。洗面所で綿球の交換など説明されたとき、余りの鼻ぱんぱんさに笑ってしまった(看護師に「どうしたの?」って聞かれたので「ブスすぎてウケるw」って言っといたけど、どういう反応されたか忘れた)

 

3日目(術後1日目)

口呼吸で喉が痛い。朝から普通のご飯がやってきたが喉が痛いのと完全に両鼻を塞がれており嚥下が困難だったので3口ほどでギブ。確かやきそばだったと思う。食べたかったな、やきそば…。点滴がやってくる。面倒くさい。水分をほとんど口腔摂取していないのにちょいちょい尿意があってオシッコが出るのが面白かった。昼までゴロゴロ寝る。マスクの存在を思い出してやっと装着した。マスクをしないで鼻から綿球丸見え状態、かつノーブラでうろついてた気がする、恥ずかしい…。この頃から痛みとともに激しく咳き込むようになる。吐き気も酷いが吐くには至らず。

体温が38度もあって驚いた。術後はみんな熱が出るそうだ。

口呼吸のため、どの姿勢で寝てもいびきをかいてしまい、その音で目が醒める。昼ごはんも常食だったがうまく嚥下出来ず3口くらいでギブ。口でしか呼吸ができないと歯磨きも非常に面倒くさいので点滴だけで過ごしたくなってくる。

嫌なベタベタした汗が1日中止まらないのと、涙腺がガーゼで圧迫されているので涙が止まらず。声が出ないのがイライラする。嚥下もうまくいかなくて、嚥下するたびに耳抜き状態になるのもちょっとイライラした。

点滴を外して欲しかったのでナースステーションで「かゆい」と訴えてみたらテープを交換された…しょんぼりした。しかも翌日にまた点滴があると聞いて「ひっ…」となった。

喉が痛くてどうにもならないため、なかなか寝付けなかった。

 

4日目(術後2日目)

体温は相変わらず37度台後半だが、昨日より具合が良かった。ご飯をたくさん食べると点滴が外れるというので、朝ごはんを頑張って食べた(それでも1/5程度…)。厳し目の看護師にご飯をたくさん食べましたので、点滴を外して欲しいと訴えたが外れなかった…。喉の痛み、声枯れは相変わらず。汗がダラダラ出るのは昨日よりマシだがなぜか妙に暑い(熱があるので当たり前)

担当医が回診にやってきたので、鼻のガーゼはいつ取れるのかと聞くと水曜に取って木曜退院、言われる。当初の予定では月曜にガーゼを取って水曜に退院というスケジュールを貰っていたのでしょんぼりした。

昼前に風呂の予約をしがてら「点滴のところがかゆい」と訴えたところ、厳し目の看護師ではない人だったので先生に確認して外してくれた。さらに外出もできちゃうのでは?と思ってダメ元で聞いてみたところオッケーが出たのでタオルなどの汚れ物を持って家に帰る。

わりと自由な入院患者だと思う。

家で洗濯をし、録画しておいたテレビを見てから病院に戻る。自宅で風呂に入りたかったが大量出血があると困るので、と担当医からNGを出されたので(当たり前だ)自宅入浴は叶わず。あまり気温が高い日ではなかったが汗が垂れてきて驚く。鼻がガーゼでぱんぱんなので綿棒にオイルをつけてくるくる掃除をしてみたらザラザラ角栓が取れたのが面白かった。みんなも是非やってみてください、おすすめ

病院に戻るついでに歯ブラシと2リットルのミネラルウォーターを買い足した。

病棟に戻ってから風呂に入る。湯船もあるがシャワーで済ませた。夕飯は完食ならず。

喉が痛いので消灯後にナースコールで痛み止めを貰えるように頼んだが、日付が変わらないと無理と言われたのでじっと1時間ほど待ち、ロキソプロフェンを貰う。この日も自分のいびきで目が覚めたり、同室の人の出す寝返りの音や唸り声、いびきなどで目が醒めるのを繰り返した。

綿球を自分で何度も取り替える。綿球袋のおかわりは入院中2回して、お土産に1袋貰った。

 

5日目(術後3日目)

昼間の担当が、初日の防水パッチをしてくれたやたら可愛い看護師だったのでちょっと嬉しかった。この人は今までお願いしないとくれなかった痛み止めを処方箋にして朝昼晩と毎回くれるようにしてくれたので大変捗った。ありがたい、好き!看護師が好きだという男の人のことを今まで「ケッ」とか思っててごめん。私も看護師さん好きになりました。あと綿球のおかわりをした。可愛い看護師が持ってきてくれたのでイケメン球と名前をつけて愛でていたのに、後にどっか(多分散歩中)に落とす。さよなら、わたしのイケメン球…。

体温は36度8分。いつもの平熱より1度ほど高い。

やることがなさすぎて売店に無駄に通う。持ってきた小説を読み終わる。風呂の予約は19時に取れた。有り余る元気により、階段で地下から4階くらいまで昇る。

食事が昼食から完食できるようになる。痛み止めって偉大だな!夜はやはりなかなか寝付けなかった。

鼻のガーゼが溶けて(溶けるガーゼらしい)喉の奥に引っかかる感じがあったのが気持ち悪い。鏡で見たら、レバーより少し赤いブニブニしたものが鼻の穴の中にパンパンにつまっていた。毛抜きで引っこ抜いてみようかどうしようか、誘惑と戦うのに苦労した。

具合が良くなってきたらしく、タバコが猛烈に吸いたくなるので困った。

シャワーの前に手術後の眠っている患者がベッドに乗せられて処置室に運ばれるのを見る。上半身が遠山の金さん状態になっていたので「私も丸出しだったのかもしれない、デコルテマッサージしておいてよかったなぁ」と思った。すぐに尿道カテーテルの着脱があったのだからもじゃもじゃを手術室の人に見られてるな…と思って悲しくなった。デコルテ云々ではなかった。

手術前には毛の処理とかもちゃんとしておいたほうがいいですよ、精神衛生的に。

 

6日目(術後4日目)

ところで今まで自分で自分の匂いを気にしてなかったが、匂いが全く分からなかったので自分が臭かったらどうしよう…と不安になる。が、分からないのでどうしようもない。

綿球に溶けたガーゼがたくさんついてきたので、鼻に空気をゆっくり送り込んでみたら奥からガーゼの剥がれる感じがした。取れたらまずいな、と思ってやめる。昨日に比べて嚥下の時の違和感が減る。眠っている時などに喉の奥に溶けたガーゼが落ちてきてたくさん飲み込んだ感覚があったので、恐らくなんらかの空間がある模様。

入院棟の担当医と初めて会う。この人たぶん先週夏休み。

ガーゼの具合と喉の具合を観察された。やっと明日ガーゼが取れるというので嬉しくなって売店でチョコを買う(ガーゼが取れた瞬間食べてやろうと思って)。タバコ吸いたい…。

手術をした担当医の病院に予約の電話をしたり、保険請求のための書類を提出するために1階の受付に行ったりして過ごす。電話では自分の名前(難読)が全然相手に通じなくて申し訳ないのを通り越して「高橋とか山田とか佐々木とか斎藤くらい伝わりやすい苗字になりてーなー!!!!」と力強く思った。

初日のカンファレーションで案内された談話室に行ってみると鬼平犯科帳の漫画があったので、見つけた分だけ読んできた。忠吾がひどい目に合ってた。

初の「電気のスイッチとナースコールを押し間違えて焦る」をやった。

 

7日目(術後5日目)

なかなか寝付けないが、明日の朝はガーゼ抜きがある、と思ってワクワクした。実は昨晩から鼻の奥に力を入れるとガーゼが浮くかんじがしていたり、ガーゼの塊が喉に落ちて来て飲み込んだりしていて気持ち悪かった。

9時半ごろに処置室に呼ばれ、まずは麻酔をされる。その後、バキュームでガーゼ(海藻で出来ているらしい)を抜かれた。副鼻腔炎のガーゼ抜きは痛い、という体験ブログを読んでいたのでかなり身構えていたが、思っていたよりは痛くはなかった。が、気持ち悪い。鼻うがいをすると鼻の奥から赤黒くなったゼラチン状の親指ほどの塊がいくつか出て来た。まだ入っているらしい。鼻うがいは好きなので、久しぶりのうがいでテンションがあがる。おかわり3回くらいしたかった。あとおかわりを求めたけど断られた。

ファイバースコープで見ながら頬の下あたりをバキューム。痛みは少ないがとにかく気持ち悪かった。鼻で空気を吸える喜びと、早くチョコ食いたいな、という気持ちが半々だった。

同室の副鼻腔炎患者が見舞客と「鼻うがいの器具を売店で買うように言われたけど高いからやめた」という話を聞いていたので、私も売店で買うのを薦められるのかなー?と思っていたが、「鼻うがい好きすぎるからおかわりしたい」って言ったせいか、何も薦められなかった。薦めていいのよ(後ほど売店で価格を見てみたら本当に高かったので買わないとは思うけど)

鼻に長らくポリープがあった人は、吸い込める空気の量に驚くと聞いていたので楽しみにしていたが、術前と体感吸気は変わらない気がした。鼻血が少し垂れてくるので綿球を詰められた。鼻が効くってすばらしい。あとタバコ吸いたい

鼻がスコスコするのを少し楽しみながらナースステーションで「外出させろい」コールをするとすごくかわいい看護師に「先生に頼んで!」と言われたが、先生が誰だかよくわからなかった。目の前にいた作業着みたいなのを着た人がそうだった。激しい運動でなければ可、と言われたので外出届を書いて昼ごはんを食べて近所の公園へ出かけた。

かわいい看護師に「タバコだめですよ!(めっ)」て顔をされたので「あーもーこの看護師持って帰りてぇな!」とか思った。へらへらしながら「退院するまで吸わないよ!」と言っておいた。吸ってないよ!(退院後の生活についてアルコール2週間禁止、激しい運動禁止くらいしか言われなかったので即吸った。本当はダメなんだろうと思う)

小一時間うろちょろしてタリーズではちみつラテを飲む。甘みは感じるが味はまだよく分からなかった。アイスはちみつラテにしたので、はちみつのねちょねちょ感をいつもよりずっと強く感じた。

帰ってから、談話室でコミックスの鬼平犯科帳の残りを見つけたのでまた読んだ。

入院5日目くらいまでは存在すら忘れていたタバコが恋しくて仕方ない。タバコ吸いたい。

明日は退院!

だというのに、ここにきてティッシュが終わる。1箱では足りなかったようだが、売店にあったのは200組400枚の大型タイプ(わたしが持ち込んだのは150組300枚)だったので最初からこれを買えば1週間持ったなぁ、と思った。

ガーゼ抜きをしてから3時間ほどしてからとてつもなく鼻の穴の中が乾燥しだした。怖いのでかんだりしなかったが洗いたくて仕方なかった。洗って欲しいと伝えると、傷口が開いて出血すると断れて洗浄はNG。ティッシュや綿球に血に何か(溶けたガーゼ?)が混ざったような塊がたくさんついている。

 

8日目(退院)

鼻の中が乾燥しまくっていて気持ち悪い。パブロンを飲みすぎてしまったときのような乾燥具合で、鼻くそが目に見えるレベルで溜まっている。ティッシュを突っ込むと5ミリくらいの塊(血と膿だと思う)がポロポロ取れた。見た目とか硬さが生フレークおかかふりかけみたい。

朝食後、鼻洗浄をして退院。

最後にあの可愛すぎる看護師に一目会いたかったが日勤×3日だったので休みからの夜勤、だと思う。とか予想してる自分気持ち悪い。

知り合いが全くいない心細い入院(見舞いも断った)だったのであの看護師がいなかったら毎日泣いてたと思う。あと談話室に鬼平犯科帳のコミックスを置いててくれた知らない人、ありがとう。

家に帰宅するまでの30分でまた鼻の中が乾燥してきて、帰宅後すぐに生理食塩水(500ミリのお湯に対して4.5gの塩)を作って洗うと、血がついたドロドロした大きな塊がいくつも取れた。術前の鼻洗浄では体験したことのなかった、しばらくしてから水が出る現象に驚く。鼻腔にかなりのスペースがあるみたい。

この塊が、ドゥルンッと出る時とスポッ!と出る時があって、断然スポッ!のほうが気持ちいい。

所用で出かけた先でも鼻を軽くかんだだけで血と膿がまた出てきて嫌になる。マスクにも膿がついている。

というか、垂れてくる、サラサラした膿と鼻水の混じった緑と黄土色を混ぜたような液体(たぶんこれも臭いに違いないが匂いがわからないので不明)

帰宅後、また鼻洗浄。鼻の中が肉の腐った匂いというか、プラスチックの溶けた匂いというか、なんとも形容しがたい臭さに満ちていて頭痛がしてくる。その割に香水や食べ物の匂いは分からず…。

入浴はシャワーのみ、との指示だったがシャワーだけでも身体が温まるとまた血と膿の混ざったものが鼻の奥から湧き出てきて、軽く手鼻をかんだら塊が…。これはかさぶただけのよう。

病院でもらったのではない市販品の綿球を鼻に詰めて1時間ほどして外したら、ダラっと血と膿の混ざったものが垂れてきた。どのくらいこの症状が続くのか皆目検討がつかない。泣きたい。ちなみに帰宅後即IQOSを吸ったら不味すぎてタバコをやめる決意ができたが、2本目からは普通に美味しく感じてしまった。禁煙失敗。

ちなみに未だにあの可愛い看護師のことを考えている。恋か。

 

9日目(退院後1日目)

昨日喋りすぎたせいで完全に声が出なくなった。鼻うがいは夜中に目を覚まして3回した。朝と昼に気持ち悪いと思ったときと、夜にまた鼻うがい。1日5・6回鼻うがいをしている。

鼻の中の乾きはワセリンを塗って対処しているが、膿と血が溜まってくるのがわかって鼻うがいをしまくっているので、ワセリン効果はあるのかどうか。

人に会う予定があったので、洗濯をしつつ身支度を整えていたが、いつもわかる洗濯洗剤の匂いも香水や化粧品の香りが全くわからず。鼻うがいしても改善がないので、嗅覚知覚の細胞近辺が腫れているのだと思う。

昨日のように鼻うがいをして大きな塊が出ることはないが、海藻のモヤモヤしたようなものや膿の汁、レバーのような血の塊はたくさん出る。まだまだ鼻の中になにかあるのだなぁ…。そして洗面所がスプラッタ、ルミノール反応がたくさん出そうで怖いのでブラシで擦る。洗面台が綺麗になったので、まぁよしとする。

鼻の空気の通りは非常によく、今までにない爽快感なだけに、プラスチックが溶けたような匂いが早く無くなって欲しい(膿の匂いだと思う)。食べ物などの匂いが分からず、自分の肉の腐る匂いばかり分かるのが非常に腹立たしい。早く良くなってほしい。

夜中に自分が唸っている「うーーーー…」という声で2回ほど目が覚めた。人は具合が悪いと唸るのだ…。

 

10日目(退院後2日目)

声が枯れている。副鼻腔炎の手術後はよくあることらしい。鼻の中に鼻くそがたまりまくって夜中に2度ほど鼻うがいをした。鼻の中が臭い。鼻うがいで出てくる塊は血の塊と白いモワモワしたようなもの(鼻水?かな?)が多いが、膿の塊や鼻うがい後に膿の汁が垂れてくる。
なかなか寝付けなかった。声枯れだけでなく咳も出るようになった。マスクをずっと着けている。おそらく口呼吸+喋りすぎ(入院中ヒマ過ぎた)+咳で気管支炎っぽくなっているんだろう。
昼と夜、人に会う必要があったのででかける。声は無事に死んだ。食欲はほとんどない。
相変わらず鼻の中が臭い。

思いついて、龍角散のど飴を食べてみたら、声が少し出るようになった。龍角散は偉いなぁ…。

 

11日目(退院後3日目)

鼻の中がガビガビして目覚めた。咳がひどいので夜中にはちみつをスプーンですくって食べた。はちみつジンジャーを作って飲む。喉に痛みは少ないが、咳がひどい。横になるとさらにひどい。どのくらいひどいかというと、咳き込んで背中がビクン!って跳ねるくらい。

つまり、淡々と書いてるけど相当ひどい咳だ、ということだ。だって咳しすぎで背中痛かったもん。
鼻の中は相変わらず臭い、食べ物の味が全くわからないことはないが、鼻の中の臭さで美味しく感じられないので、臭いの強い食べ物を食べた。

喉が非常にガラガラする(痛くはない)のでアイスが美味しい。声は昨日よりは少しマシだが、いつものように喋ろうとすると空気だけが抜けていく感じがする。高い声が出ないので抑揚がつけづらい。

夜、横になると咳がひどくなかなか寝付けない。昼間とても眠かった。

ふと、上顎(前歯のちょうど後ろくらい)の感覚が無いことに気がつく。手術の影響だとは思うが違和感がある。

 

 

12日目(退院後4日目)

咳がひどい。咳で起き上がる。

なぜか目やにがとても出るので洗顔石鹸でよく洗い、鼻うがいをする。

朝の鼻うがいでは血と鼻くそと膿(?)の塊のようなもの、もやもやした白っぽいもの(鼻水かな?)、細かい血の塊。大きな血の塊は1個くらいしか出なかった。

退院後自宅で鼻うがいをすると、時間差で水がたれてきたり膿の汁(だと思う。黄土色っぽい液体)が垂れてくるが、今朝はそういったものは出なかった。

昼食後、会社で鼻うがいをする。右の鼻の穴(確かこちらの骨を削ったんだと思う)からドロっとした膿の塊が出てきた。鼻うがい後、頭を左右上下にゆっくり傾けていると、左の鼻の穴から大量に膿のドロドロしたものが出てきた。午前中からずっと鼻の中が臭かったのが少し改善された。

膿がたくさん出るのは今まで貯まっていた膿が排出されている証拠らしいので、朝・昼・夜の1回ずつ鼻うがいをしていきたい。

味覚は通常よりは弱いが、味が全く分からないわけでもなかったのでケチャップやマスタードといった調味料で肉と卵を食べた。食欲はあまりない。

上顎の違和感は取れず。麻痺したような感じになっている。左の鼻の穴の中が切れてしまったような痛み(入り口・後述)。 

 

13日目(退院後5日目)

昨晩も眠っている間に咳で目が覚めたが、徐々に咳の回数が減っている気がする。

湿った感じの咳から乾いた感じの咳に変化した。

朝起きて、鼻の中に膿や血がガビガビに固まっている、ということがなくなってきた。

朝の鼻うがいでも、血と膿の塊が出る個数が減っている。

朝1回(1リットル)、昼1回(500ミリリットル)、夜1回(1リットル)、気持ち悪ければ追加で鼻を洗っているがもしかして洗いすぎだろうか…。

朝と夜は血液が混ざった塊が出てくるが(塊といっても指に取るとペタペタとした卵の白身状の液体)、昼の鼻うがいでは完全に膿と鼻汁だけの汚いものが出てくる(しかもわりと大量に)

昨晩から味覚や嗅覚が戻っているようで、食器用洗剤のライチの香りが強すぎてびっくりした。鼻うがいに使っているエネマシリンジのゴムの匂いやハナノアのプラスチックの匂いなど、鼻に近づければわかるものの、めぐりズムのホットアイマスクの香りは分からない。

 

 

 

タイヨーエネマシリンジNEO(鼻洗浄)

タイヨーエネマシリンジNEO(鼻洗浄)

 

 この2つを使い分けている。

もともとハナノアをずっと使っていたのだが、200mlの生理食塩水を何度も出し入れするのが面倒なので…。

 

左目の下、鼻の付け根あたり(ツボでいうと清明のあたり)がずーんと痛い。左の奥歯が浮いているような気もする。腫れているのだろうか。

 

14日目(退院後6日目)

今日で入院した日から2週間なので一区切りつけたい。報告は都度行って行こうと思う。この病気(?)は根気強い治療が必要で、私の場合、もともとアレルギー体質なせいで再発の可能性が高いからだ。

今朝も鼻の中か極度に乾いたり鼻くそが詰まったり、というようなことがなかった。朝の鼻うがいでは大きい塊は出ず、皮の剥がれたようなものが水の中にチラチラ浮く程度だった。

嗅覚はだいぶ戻りつつあるが、微妙な香りの嗅ぎ分けはまだ出来ない。強い香水、生ゴミの匂い、洗剤の香り、そういったものはわかるが、おじさんの加齢臭のうっすらしたタイプはまだ分からない。マスクのせいかもしれない。

ふいに鼻血が出てきてしまうことはないが、風邪を引いたら鼻茸の再発必須らしいので来春まではマスクをしたいと思う。

昨日鼻の中を観察していたら、黒い太い鼻毛のようなものを見つけた。どうやら粘膜を縫ってあるらしいが、そういった説明が医師からなかったので毛抜きで引っこ抜くところだった(引っこ抜いたらどうなっていたのだろう…)。

ってことは、これをいつか抜糸するのか…震える…。注射は慣れているが、抜糸は慣れていない。人生で3回くらいしか経験がない。怖い。

どういう手術をする、という大まかな話はされていたが、細かい生活上の注意点やら、自分の体に詰められているものの正体やらを全く説明されていなかったので、今後手術を受ける人がいたら医者にめちゃくちゃ色々質問すると良いと思います(急に丁寧語)。

この糸が引き攣れて左の鼻の穴の中に乾燥感というか、痛みを感じているのだと思う。早く抜きたい…。鼻毛みたいだし…気になるし…。

鼻くそだと思って爪で取ろうとしていた。

後鼻漏、という症状を自覚する。鼻の方にドロドロが流れてくる…吐きたいけどうまく吐けない…ぐぬぬ

 

入院中辛かったこと

鼻が完全に塞がれているので口呼吸必須になって、喉がイガイガになる。

あと食べ物の味も全然分からないし、そもそも鼻呼吸が出来ないと嚥下が死ぬほど辛かった。

シャワーとか洗顔で溺れ死にそうになる。

6人部屋だから同室の人がうるさいとイライラしてくる。

やることがだんだんなくなってきてひたすら寝るだけになる。

ちょっと無茶するとすぐ点滴される。

点滴をしているところが2日目くらいからめちゃくちゃ痒くなる。テープ云々じゃなくて刺してる所が痒い。

その点滴の刺してるところ(点滴をしてなくても針は挿しっぱなし)が抜けたりしたらどうしよう!って思って眠りが浅くなる。

Wi-Fiがつながってないところだと通信制限があっという間にかかる(ヒマすぎて動画を見てたから)。

安静というのが出来ない。

看護師が可愛すぎて辛い。

 

以上!

 

やっと続き書いたから良かったら読んでねー!

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