百三十五年丸ノ内線

昔の思い出から今の話までいろいろ(1日に何回も更新するよ!)。実体験を元にしたコスメ話や脱毛・育毛話など。ニッポンゴムツカシイ

映画の感想(邦画)

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 白ゆき姫殺人事件(2014/中村 義洋)

イヤミスの女王・湊かなえ原作。

イヤミス(=読後感が悪い、後味が悪い)っていうくらいだからどのくらいイヤなのかしら?と思ってちょっと覚悟して見たけど、そんなでもなかった。登場人物がほぼ全員死ぬ系かと思ってた。

主役がテレビ製作会社の契約社員なのだけど、彼のTwitterの使い方が迂闊過ぎてハラハラした。迂闊どころか完全に炎上案件と思った。案の定炎上してたけど。

映画の中でカベミミッ!というローカル番組が出てくるのだけど、どう見てもミヤネ屋だと思った。

あと菜々緒(被害者)がたびたび美保純に見えた。

イヤミスではない度:★★★★★

 

俳優 亀岡拓次(2016/横浜 聡子)

売れない俳優の亀岡拓次、何かが起こりそうな予感がするのだけど、何も起こらず、諦めるのが異常にうまいおっさん。

ヤスケンさんの演技、一本調子だよなぁ…。

ヤスケンが変態ではない度:★★★★★★

と思ったらおむつ履いてた度:★★★★★★

 

海よりもまだ深く(2016/是枝 裕和)

何も起きない話。「歩いても歩いても」の何も起きなさっぷりよりも何も起きない。

成人した姉弟を持ち、夫に先立たれた母(樹木希林)と、離婚して養育費を払えていないのに息子に会う息子(阿部寛)と、和菓子屋でパートをしながら無意識(?)に母にタカる姉(小林聡美)の、どこにでもあるような話。なぜ映画にしたのかわからないくらい、本当にどこにでもある話。

「うわーうちの親戚の話っぽーい」と思った。

何か心に残ってるはずなんだけどうまく言語化出来ないんだよねー。別に見なくてもいいし、見て良かったと思うし、暇つぶしするにはちょっと退屈な感じの映画。嫌いじゃない。

嫌いじゃない度:★★★

 

エストロ!(2015/小林 聖太郎)

同名漫画の実写映画化。

解散済みのはずのプロオーケストラ・中央交響楽団に再結成の連絡が来て、いざ再結成!新しい指揮者のことは誰も知らん。いざ会ったら指揮者のオッサン(西田敏行)がヘンなやつでオケのメンバーと対立。だけど練習方法やオッサンの不器用なコミニュケーション、オッサンの過去を知ったオケメンバーは最終的に和解して素晴らしい音楽を奏でる、みたいな話。

みたいな話、っていうか要約したらそう。フラガールの楽器版とでも申しましょうか。

松坂桃李を愛でる映画。松坂桃李の寝顔や松坂桃李の指先や松坂桃李の唇を楽しむ映画。

もう一つのポイントとしては松重豊(188cm)と松坂桃李が並んだ時に公称の身長は5cmしか違わないはずなのに松坂桃李(身長183cm)がやたら小さく見えるのを楽しむ、と良い、と思う。

松坂桃李の寝顔に萌える度:★★★★★★★★

 

無問題(1999/香港/アルフレッド・チョン)

これを邦画に入れるか洋画に入れるかちょっと迷ったけど、字幕版といえど日本語だし邦画でいいか、と。

彼女にフラれた岡村隆史が彼女を追いかけて香港に行ったら密入国者の女の子を助けることになってしまった話。

あらすじを読んだら「何を言われても無問題(モウマンタイ)で切り抜ける川口大二郎(岡村隆史の役名)の話」ってあったのに、無問題って連呼してたのは最初の30分くらいだけだった。

玲子がとにかく最悪。

玲子め…:★

 

ちはやふる~上の句~/~下の句~(2016/小泉 徳宏)

同名漫画の実写映画化。

競技かるたに青春を燃やす高校生の話。アニメを見てたのだけど、千早ってもっと大人っぽい美少女な印象だったから広瀬すずちゃんがダメってわけじゃないのだけどなんとなくしっくり来なかった(白目で寝るところは面白かった)。

上の句も下の句も1箇所なぜか泣けてくる(仲間って素晴らしい!的なとこ)があって面白かった。若宮 詩暢(主人公・千早のライバルになる京都弁の女子。史上最年少クイーン)とのクイーン戦まで書くのかなーって思ったら、そこまでは行かなかった。さすがにね、尺的なアレがね。

上の句の太一(千早の幼馴染)が超クソだったから「あれー、太一てこんなイヤなやつだったっけー?」って思った。

かるた怖い:★

 

残穢 住んではいけない部屋(2016/中村義洋)

怪奇現象が起きる部屋に住んでいる女の子と、ホラー小説を書く小説家が怪奇現象の謎に迫っていくとどんどん大変な呪いだったことがわかる話。

開始1分でめっちゃ怖い!と思ったけど出てくる怨霊みたいなのがCG丸出しだから怖さが減ってた。良かった。ガチのやつだったら多分漏らしてた。何かを。

CGが雑度:★

 

リリイ・シュシュのすべて(2001/岩井俊二)

タイトルだけは知ってたけど、どんな映画かよくわかんないで見た。

リリイ・シュシュという歌手が好きな男子中学生と、その元・友達(いじめっ子)と、若い高橋一生がラーメンを食べるところを堪能する映画。

口コミで「心にぽっかり穴が空いたような」とか「かつての中学生だった頃の痛みを思い出す」とか書いてあって恐る恐る見たんだけど、こんな陰惨すぎるイジメがある中学とか絶対ヤだよ!

あとなんの痛みも思い出さなかったけど、最初から表示されるインターネットの掲示板の書き込みがちょっと黒歴史ぽくて「うっ…」てなった。

惡の華とか人のセックスを笑うなとか鬱屈してる学生がやらかしちゃった系の映画の撮影地、だいたい桐生市足利市(隣り合ってる地域で、山と山の間の谷みたいな平野)。なんかあるのかあそこらへん…。ちょうどいい具合に田舎なのか。頑張れば東京にアクセス出来るけど新宿を20時ちょっとに出ないと終電に間に合わない系の地域。つまり田舎。

最初とか途中に挟まれるキーボードの打鍵音がメカニカルキーボードぽくて、とても時代を感じた。

岩井俊二だなー。岩井俊二だ。うんうん、て納得した。

 

さよなら歌舞伎町(2014/廣木隆一)

あるラブホテルにやってくるお客さんや従業員の1日を描いた群像劇。

デリヘル嬢の話でまさか泣くとは思わなかった。リリイシュシュを見た直後に見たので忍成修吾がワルそうな役ででてきて「うおお!またか!また忍成修吾が悪さを…!」って無駄にドキドキした。なんであんなに忍成修吾は雰囲気に陰りがあるんだろう?顔かな。綾野剛忍成修吾が画面に出てくるとなぜかザワザワしてしまうよ。

群像劇だからいろんな人が出てくるんだけど、それぞれの話が脳内でグチャグチャしたりはしなくてとても見やすい映画だった。おつぱいもふんだんに出てくるし。色んな人のおつぱい。さすがR15だぜ。

 

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