百三十五年丸ノ内線

昔の思い出から今の話までいろいろ(1日に何回も更新するよ!)。実体験を元にしたコスメ話や脱毛・育毛話など。ニッポンゴムツカシイ

映画の感想(邦画)

※ 過去の映画の感想はカテゴリ「映画の感想」よりご覧ください

 

ゼブラーマン(2004/三池 崇史)

哀川翔主演の特撮…特撮映画…でいいのかな?

奇妙な殺人事件が頻発する横浜市八千代区での話。

哀川翔が扮する小学校の学年主任・市川先生が過去に7話で打ち切りになってしまったゼブラーマンに憧れ(?)てコスプレをしているうちに異星人(?)と戦ったり空を飛べる用になる話。

っていうか哀川翔が気合で空を飛んだり、自作コスプレ衣装からそこそこ凝った変身スーツを着るようになったり、とにかく思い(気合)で色々なんとかするのが凄いと思った。

話は分かりやすいけど、ご都合主義(気合)がすごすぎて「なんなんだろ一体」みたいな気持ちになる。三池監督だから仕方ない。

脚本はクドカン。出てる俳優が異様に豪華。一見の価値あり。

好き度:★★

 

櫻の園(1990/中原 俊)

同名少女漫画の映画化で2度映画化されている。こちらは初代のほう。

女子校の演劇部で起こる話、キャッキャしてる。キラキラしてるというか…女子高生が30人くらい出てくる。ちょっとだけレズっぽい話もある、ていうか、女子校だしね。うん。女子校最高!

一番最初のシーンがちょっとエロかったので、そういう系かな?!って身構えたんだけどそんなことなかった。

見終わったあとの感想は前にキッチンを見たときと同じような、なんだかわからんけど満足したっていうのしかない。なんだかわからないんだけど、満足。

そんな映画です。

好き度:★★★

 

新宿スワン(2015/園 子温)

同名漫画の映画化。主人公の子が可愛いなあと思ってたら綾野剛だったし、この子は沢尻エリカっぽいなぁ、と思ってたら沢尻エリカだった。

とんだスカポンタン頭で見てしまった。

一番最初に綾野剛がフラフラしながら歌舞伎町一番街のゲートから歌舞伎町に入るんだけど、なぜか歩いているところは中央通り(を靖国通り側から)。

そんでそのあと乱闘シーンになるんだけど、それは一番街のあのゲートがある通り。公園の前を通って来たのかな。謎の動き。

劇中にアゲハ(沢尻エリカ)と綾野剛がスキップしながら歌舞伎町を走るっていうヘンなシーンがあって、そこは靖国通りを新宿駅から明治通りに向かってるのに、次のシーンはさくらどおりを区役所通り方面から靖国通りへ、っていう不可解な動きをしていて「お、おお?」ってなりました。

そういう細かいところを気にして見てはいけない。

あとこの話は綾野剛がスカウトマンとして成り上がっていく的な話だと思うんだけど、その前に「青春!」みたいな要素もあった。

綾野剛、私のイメージだとすごく冷めた役ばっかりだと思ってたから、この主人公の白鳥さんはよかったよ。途中で泣いたし(泣き上戸)。

あと深水元基がめっちゃ怖かった。

好き度:★★★

 

ふしぎな岬の物語(2014/成島 出)

吉永小百合主演の映画。

タイトルのとおり、とても不思議なフワっとした物語だった。岬村というところにある吉永小百合が店主の喫茶店を中心に、都会から来た人、都会へ帰る人、岬村から出て行く人、この世から去る人、間違えた執着を捨てる人等々、様々な人の物語。

吉永小百合のふわっとしたところが最後は少し怖い。

出てくる思い入れのありそうな品物が次々に壊れてったりするのも怖い。

なんだろうな、心あたたまる物語っていうよりは、私はとてもホラーなものに感じました。いい映画だとは思うんだけど…。

好き度:★

 

夜逃げ屋本舗(1992/原 隆仁)

バブルっぽい映画!夜逃げを手伝う中村雅俊とその一味(会社)と、債権者を追いかける銀行の大竹しのぶの戦い。

夜逃げして借りたお金を返さない人の話。なんとも言えん…。言えんけど面白かったです。

好き度:★

 

夜逃げ屋本舗2(1993/原 隆仁)

夜逃げ屋本舗第二作目。

夜逃げ屋稼業はやめて自己破産の代書屋になった中村雅俊とその一味の話。自己破産したら貸した金融業が困るわけで、その金融業のオッサンが廃業してこのやろう!みたいな話。

最後、いい感じにまとまってるけど、中村雅俊の一味が悪いよーな気がした。

好き度:★

 

大夜逃 夜逃げ屋本舗3(1993/原 隆仁)

借金しまくってる人が借金を返すためにニコニコヴィレッジというところに集められて仕事をしている話。最初めっちゃ楽しそうなのに、回収率をあげようとしたヴィレッジの村長が24時間シフトとか言いつけたせいで村人30人が夜逃げするっていう話。

「ムリだろ!」と思った。さすがに。面白かったけど。

でも1と2のほうが好き。

好き度:★

 

夫婦フーフー日記(2015/前田 弘二)

清水浩司さんのがんフーフー日記の映画化、なのかな。

結婚→妊娠→直腸がん発見→闘病が物凄く怒涛なかんじ。お葬式シーンから始まるのだけど、そこに死んだはずのヨメが現れてダンナと出版しようとしている川崎フーフのがん闘病ブログのまとめを読みながら思い出をたどる、みたいな話。

私はブログを先に知っていたので、ブログの内容がそのまま映画化されてるのかと思ってたけど、想像していた内容じゃなかった。もっと暗い感じの闘病映画を想像していたので、明るくて良かったなぁ、と思いました。

それにしてもこのヨメのちゃらんぽらん(?)さがたまらんね。永作博美人のセックスを笑うな、を見た時魔性の女っぷりがすごかったので、こういう弾けた(?)面白いヨメの役っていいな、と思いました。

好き度:★★

 

天の茶助(2015/SABU)

SABU監督のうさぎドロップはとても泣けたのに、なんだろうなこの映画。

ひたすらグロくて意味がわかんなくて突っ込みどころが多い映画でした。

批判しかかけないから小文字にする。

松山ケンイチ主演だったから期待してたのだけど、ひたすら意味がわからなかった。話は天界で人の運命のシナリオを書いている人たちにお茶を出す係をしていた茶助(松山ケンイチ)が、人間界のしゃべることができないユリという女性に恋(?)をして、そのユリが事故で死にそうだから「なんてシナリオを書きやがる!」ってキレて、なぜか人間界に降りてユリを助けようとする話。天界から茶助を下ろす時に種田という人間のシナリオを書いている天上人が種田を通じてバックアップするのだけど、唐突に現れた茶助に驚くでもなくカチャーシーを踊り続ける沖縄県民(沖縄が舞台なのです)がめちゃくちゃ不気味で「は?」ってなった。ここがまず2「は?」目ね。1「は?」目は天界で「あのお方」と呼ばれる大層恐れられている存在に最初めちゃくちゃビクビクしてたのに、茶助のそのあとの行動が絶対「あのお方」なんて恐れてないよね?っていう感じなとこ。

3「は?」目はユリはボーっとしてるところを車に跳ねられて死ぬ、っていうシナリオなんだけど、茶助はユリをドンッて突き飛ばすだけ。車道から移動させたりとかしない。しかもやっぱり跳ねられて意識不明になる。4「は?」目は…って本当にキリがなくなる「は?」具合です。松山ケンイチが不思議な力を使って、足の動かない少年の足を治したり、不治の病的な人を助けたりするんだけど、なんでそういう力をただのお茶汲み係が持ったのか、っていう説明も一切ないし(無くてもいいけどさ)、説明不足すぎて「???」ってなった。最後に色々と辻褄があうのかな?と思ったら実は松山ケンイチは天界の人というよりは一度死んだ暴力団だか元ヤクザで~とかいう中盤になってからいきなり根底から「は??」ってなるご都合主義的設定が出てきたり、やたら金持ちの妹が登場したり、膨らませすぎた設定を収束させるために無理やり登場させたり、「ザッツ ご都合主義!」って感じでねぇ。

好きな人は好きなんだろうな…ストーリーが浅くて、突っ込みどころがいっぱいでどっかで見たような話をつなぎあわせただけみたいで、ほんと、2016年で見た映画で1・2を争うつまらなさだったよ。

つまんない度:★★★★

 

累計鑑賞数

洋画 158本

邦画 105本

アニメ映画 58本