百三十五年丸ノ内線

昔の思い出から今の話までいろいろ(1日に何回も更新するよ!)。実体験を元にしたコスメ話や脱毛・育毛話など。ニッポンゴムツカシイ

映画の感想(洋画)

※過去の映画の感想はカテゴリ「映画の感想」よりご覧ください

 

オーケストラ!(2009/フランス/ラデュ・ミヘイレアニュ)

ロシアのボリショイ劇場で働く掃除婦のアンドレイが色々あってフランスのシャトレ劇場でチャイコフスキーを演奏する話。

アンドレイは今は掃除婦だけど、30年前のとある事件(物語の結末に深く関わる)でやめさせられてしまった天才指揮者。ロシア各地に散らばる同じくやめさせられた元団員を集めてフランスでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏するためにドタバタする話。

色々あってリハーサルもなくて本番ぶっつけになるのだけど、最初にバラバラで小学生のオーケストラでももうちょっとまともに演奏できるぜ?レベルだったのか、アンドレイたっての希望で客演をお願いしたアンヌ=マリー・ジャケの素晴らしい演奏を聞いた団員は、かつての輝いていた演奏に一気に戻るところが「ふわぁああー」ってなりました。

ロシア映画だとばかり思ってたけど、フランス映画なのね。なんだか画面からオシャンティーな雰囲気が漂ってて、ロシア映画にありがちな「BGMが全部マイナーコード」みたいなのがなくて観やすかったよ。

好き度:★★★

 

アイアンマン(2008/アメリカ/ジョン・ファヴロー)

ご存知MARVEL作品の映画化。

アイアンマンの中の人、普通じゃないけど普通の人だった。なんだ、あれメカだと思ってたのに中身居たのかよ。

中の人が結構なアラブ系のオッサンだったので「濃いなー!」って思った。あ、でもわりと楽しかったです。

あらすじは、武器開発をして大成功を収めたトニー・スタークがアフガニスタンで過激派組織みたいなのに拉致されて、トニーが開発した最新型ミサイル(すごく迷惑なタイプのやつ)を洞穴で開発しろ、って監禁されたから腹いせ(?)にロボットを作って脱出したけど、実は自分の会社の武器を過激派組織に売ってたのは…みたいな話。

誰が裏切り者なのかなーってずーっと考えてて、秘書のペッパーとか軍人のローディとか会社のオバディアとかめちゃくちゃ疑って見てたのだけど、中盤で黒幕が判明して「ですよねー!」ってなんだか安心した。

最近こういう陰謀モノ(?)見ると「誰が裏切り者なんだ!」って思ってしまう。

好き度:★★

 

ワイルドなスピード! AHO MISSION(2015/アメリカ/ジェイソン・フリードバーグ、アーロン・セルツァー)

全然期待していなかった映画。ワイスピのパロディもの。

なのにワイスピファンとしてはあるあるネタの満載で楽しく最後まで見る事ができた。声出して笑っちゃったよ。

画面はわりと全部が雑。ワイスピだったら迫力のあるカーチェイスシーンもAHOではなぜかドライブに見える。

ヴィン・セレント役(ワイスピではドミニク・トレット)のデイル・パヴィンスキーがやたらヴィン・ディーゼルに似てて面白かった。出てくる人全員が微妙に本編(といっていいものやら…)の登場人物と似てるんだよね。本編のレティ役(AHOのミシェル)もすっごい似てたし。

パロディものに心が広い人とか、ゆるーくワイスピが好きな人はハマると思う。

好き度:★★★★

 

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013/イギリス/エドガー・ライト)

最初に書いておきます。

この酔っぱらいは別に世界を救ってないです。

ヤク中・アル中・治療中のゲイリーが、高校生の時に仲間だった4人に20年ぶりに連絡を取り、高校時代に出来なかった地元にあるパブ12軒制覇を目指す話。それがどう世界を救う話になるのさ、というと、なぜか途中のパブのトイレで若者と喧嘩になったゲイリーが相手を殴ったら相手の首がモゲて青いインクが大量に噴き出して…みたいな。

最初「ゲイリーの幻覚?」と思ってたんだけど、どうやら町がヘンな異星人に侵略されてるくさい、ていうのがじょじょに分かる。

視聴者はわりと置いてけぼりだけど。普通に見れました。でも同じ監督の俺達スーパーポリスメン(出た!俺たちシリーズ)のほうが面白かったな。

好き度:★

 

パレードへようこそ(2014/イギリス/マシュー・ワーカス)

現代は「PRIDE」なので、邦題をつけた人が間違えたのかと思った…。

炭坑を廃坑にする政府、ゲイ&レズを社会から排除しようとする政府の2つがサッチャーという共通の敵に向かって手を取り合う、というかゲイのほうが手を差し伸べてきた、というかそういう映画。

あからさまな同性愛的な表現はなくて、同性愛者に対する偏見や、偏見を排除して人同士で付き合ったら…という心のありようの変化がとても上手に描かれて居ると思いました。

実話を元に映画化されたようで、主要な登場人物のその後がエピローグに出てくるのだけど、そういう部分も含めて最後までいい映画だったなーっていう感想です。

好き度:★★★

 

ロミオ・マスト・ダイ(2000/アメリカ/アンジェイ・バートコウィアク)

タイトルだけ知ってた映画。なぜかブラッド・ピットが出てると思い込んでたよ。出てたのはジェット・リーでした。

一番最後にSilver pictures(台湾の配給会社?かしら)のロゴが出てくるんだけど、それがかっこいい。電影公司ってなんかかっこよくない?

吹き替え版はながら見をしてしまいがちで、案の定この映画もながら見をしてしまったのだけども、ハン(ジェット・リー)が脱獄して父と弟がいるアメリカに行ったら抗争真っ最中で弟が死んだり敵対勢力らしき黒人団体の娘と恋仲になったり、そういう映画。

ジェット・リー凄いな、カンフーが凄い。でもジャッキーに慣れてると見えないはずのワイヤーが見えるんだよね。今ココで吊ってるな?!みたいなのが。

あと途中で挟まる骨が今こうやって折れましたよ~とか心臓にこのように杭がささって死にました、みたいな悪役の死に様図解みたいなのが邪魔だと思った。

結局ロミオって誰だよ。出てきた?ロミオ。

っていうかまじロミオって誰だよ。

好き度:★★

 

レインメーカー(1997/アメリカ/フランシス・フォード・コッポラ)

タイトルのレインメーカーっていうのが気になって見た映画。

話は弁護士の卵が保険会社を相手に大立ち回り、っていう内容が大筋で、とにかく新米なのに相手の保険会社のやり手弁護団を説き伏せてく感じがすごくキモチイイ映画です。

きもちいい、っていうか、ストーリーの展開は遅いんだけどね。最初すっごいながら見をしてしまったよ(ということはつまり吹き替えで見た)。

好き度:★

 

靴職人と魔法のミシン(2014/アメリカ/トーマス・マッカーシー)

コメディ映画、というには主人公が犯罪をおかしすぎな映画。

ある日とつぜん失踪した靴職人の父の店を引き継いだマックスは、地下にある父のがらくたコレクションから古いミシンを見つけて、そのミシンで靴の修理を始める。

そのミシンで作った靴は、なんと靴の元の持ち主に見た目が変身してしまう不思議な靴になっていて…という話。

ぼーっとしながら見てたので、マックスが他人に成り代わって食い逃げとかしてるのを見たら「他人の姿に好きに変身できたらやるだろうけれどもさ!でもさ!」みたいな不安なきもちになった。

だんだんマックスが他者のために動くようになったりして、少し痴呆が始まっているお母さんとのエピソードは涙ぐんでしまったよ。

好き度:★★

 

LUCY(2014/フランス/リュック・ベッソン)

上映時間が短いSF映画は食わず嫌いしていましたが(過去連続で2本つまらないのにぶち当たった)、これは面白かったよ。

スカーレット・ヨハンソンが可愛かった。

ただのギャル系だったスカーレット(ルーシー)が、体内に麻薬を埋め込まれて運び屋をやらされるのだけど、その途中で事故があって体内の麻薬が流れだしてどんどん覚醒していく映画。その麻薬を使うと脳みその使っていない部分が使えるようになるらしい。便利。

でもスカーレット・ヨハンソンの顔がどんどん怖くなっていく…怖い!

脳みそ覚醒化で超能力みたいなのが使えたり、電話の電波が見えたりするらしい。便利!しかもそれを盗聴出来たりする!怖い!

それにしても、そんなふうに人間が変わっちゃう大量の麻薬を摂取して死ななくて、しかも数時間(数分?)くらいで目が覚めるルーシーって凄いな、と思いました。

あ、面白かったよ!

好き度:★

 

セッション(2014/アメリカ/デミアン・チャゼル)

誰かが凄い面白かった、と聞いたような気がして見た。

音楽学校に通うドラマーのニーマンが、そこで悪名高い(?)テレンスに才能を見出されるけど厳しすぎの指導のおかげで色々と大変な話。

ていうか、練習風景が壮絶すぎる。血がボタボタ垂れてるし、ドラムセットの上も流血沙汰だし、それでも練習やめないし、テレンスの要求は高いし、こんなに苦労してもまだなのかよ!って震えが来る映画。

なんかの楽器とかお稽古事してる人は「練習しなきゃ…」っていう追い立てられる気分になるかもしれない。私はなったので見終わったあと練習したよ…。さすがに流血はしなかったけど(豆は出来た)。

影響されやすい人は見ちゃダメ!

好き度:★★

 

累計鑑賞数

洋画 158本

邦画 96本

アニメ映画 58本