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メアリーと秘密の王国(2013/アメリカ/クリス・ウェッジ)
3DCGアニメ。最初に言うとSF作品が好き、とかサイエンス系が好き、とかそういう人が見ると最後はめちゃくちゃモヤモヤが残ると思う。
あらすじは母親と死別したメアリーキャサリンが、森の近くで怪しい研究をしている父親のもとに行くが父の研究である「森で高度な社会を築いている小さい人」についていけず逃げ出そうとする。ところが、飼っている犬が脱走を図りメアリーキャサリンは森へ。そこで小さな人の女王・タラに導かれてメアリーキャサリンも小さくなって大冒険…みたいな話です。
父親の研究のうちのひとつ、コウモリの鳴き声に特殊加工をしたら人間の話し声に似ていた、というのはわかる。事実は違ってもわかる。
もう一つ、小さい人は小さくてとても素早く、小さい人からしたら人の動きなどとてもゆっくりに見える、というのもわかる。まぁ、違っても何となく分かる。
でも小さくなったメアリーキャサリンの視界でなんで父親がスローモーションになっているのかがサッパリ分からない。
ここで疑問が出ると、最後の父親が開発した小さい人と交信するための機械が、どう考えても時空を歪める装置にしか思えなくて「んんん?!」ってすごくモヤモヤする、っていうだけの、そんだけの話です。
画面は綺麗だったよ。
好き度:★
セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997/アメリカ/ジャン・ジャック・アノー)
名作、と思います。
第二次世界大戦中、オーストリア人の登山家・ハインリヒがヒマラヤ山脈登頂に失敗し、インドでイギリス軍の捕虜となり脱走し、行き着いた先のチベットでのダライ・ラマとの交流を描く、という話です。
凄く昔にテレビで見た記憶があるのですが、なぜかデビッド・ボウイが出ていた、と完全に勘違いしていました。ブラッドピットでした。
見た感想は「中国酷い!」かなぁ…でも事実はよくわかりません。中国の拷問道具とかってたまにインターネットで見かけるけど、まぁ、虐殺とかもあったんだろうなーっていう感想です。
ダライ・ラマの少年役のジャムヤン・ジャムツォ・ワンチュクくんが、とても宝塚星組トップスターの北翔海莉さんに似ていたのでトキメキました。
映像や、チベットのラサでのBGMがとても好きでした。お寺とか落ち着く。お香でも焚きながら見たらよかったな、と思いました。
好き度:★★★
アバター(2009/アメリカ/ジェームズ・キャメロン)
青い生き物が出てくる映画。流行何年遅れかで見た。もっと早く見れば良かったなぁ。難点は字幕版翻訳がなっちなことくらいで。
あらすじは、頭のいいお兄ちゃんが死んで、兄がしてた研究にめっちゃお金がかかったからなぜか元海兵隊の弟・ジェイクがパンドラという鉱物資源がすごい星に送られて、そこの原住民のナヴィ(青いの)と戦う的なやつ。
的なやつ、て。ジェイクはでかい青いのを操るんだけど、その精神とか脳波みたいなのをリンクさせる時の表現がとてもエヴァっぽかった。「あー、これエヴァだー」と思って開始して15分~30分まではながら見してたんだけど、パンドラの映像が綺麗だったのと、「底辺が成り上がる」みたいな話で面白かった。
翻訳がなっちだったけど(英語はわからんのだけど、どう考えても役者がセリフ言ってるのになんの字幕も出てないシーンがあったし、何かが足りてない気がする…)。
吹き替えでも見たいなー。あと公開すぐくらいに「青いのがだんだん可愛く見えてくる」っていう情報を聞いてたのだけど、青いののヒロイン(ネイティリ)が高校の時のヤリマンの友達に顔似てて最後まで可愛く思えなかったのが残念です。
好き度:★★★
6才のボクが、大人になるまで。(2014/アメリカ/リチャード・リンクレイター)
タイトルを見てからとても楽しみにしていた映画。でも期待してたやつとは違った。タイトルが映画本編の全てを表している。6才のメイソンが18才になるまでを描いている。メイソンの母親がものすごく自己中心的(子供を愛している、という姿勢は崩してないんだけど恩着せがましいっていうか押し付けがましいっていうか結局自分の欲望の赴くままに行動してる…)でイラッとした。しかもそういう女って弱々しいアタシを演出しやがるんだよね…。しかもせっかくのメイソンの旅立ち(大学進学を期に家を出る)の時に今までの呪詛を振りまく毒親っぷり。
凄い、お母さん(オリヴィア)役のパトリシア・アークエットさんが凄い。若い時のオリヴィアは違う人かな?
まぁとにかく、この母親の行動によってメイソンとサマンサ(姉)が振り回されるんだけど、特別いい子が出てくるわけでもなく、アメリカの母子家庭のちょっとした不幸さとか子供の成長とか母親の成長とかそういうのの映画でした。
好き度:★
おやすみなさいを言いたくて(2013/ノルウェー/エーリク・ポッペ)
女性でありながら報道写真家のレベッカと、国でレベッカの帰りや安否に心を揺さぶられることに疲れてしまったレベッカの夫と子どもたちの話。
最初、自爆テロをするアフリカ系難民の映像から始まるのでとてもドキっとする。報道写真家、っていうかレベッカは戦場カメラマンなのかな。
母親に好きなことをして欲しい、という娘の気持ちと、ずっと家にいて欲しいという気持ちと、色々と複雑なことになってる。
真剣に見るとすごくおなかがいっぱいになるタイプの映画でした。
好き度:★★
ベル~ある伯爵令嬢の恋~(2013/イギリス/アマ・アサンテ)
奴隷貿易が盛んなイギリスを舞台に、船の館長だったリンジーが黒人女性との間に設けた娘・ダンデの恋愛模様、とかくと「夢物語なわけね」ってなりがちだけど、ベルの養父や奴隷船にまつわる詐欺事件、家柄や遺産、ベルと姉妹のように育った白人のエリザベスの恋物語などなど、盛りだくさん。
現代の日本に生きてる私からしたら共感しにくい部分は多いのだけど(持参金云々とか家柄とか地位とか家名とかね)、見て良かったなぁ、と思いました。
それにしても、ダンデの婚約者の胡散臭さといったら画面に登場したときから「こいつはダメだ!ダンデー!!!!」って気持ちになったから不思議。
事実を元に映画化されたらしく、事実は小説よりも奇なりだなぁ、と思いました。
好き度:★★★
ヒックとドラゴン2(2014/アメリカ/ディーン・デュボア)
2010年の映画の続編。タイトルが全てだよね、主人公のヒックと出てくるドラゴンの物語。そして私の悪いクセでまた2から見てしまったよ…(1はまだ見たことがありません)。
前作ではドラゴンと主人公のヒック及びヒックが住むバーク島は対立関係にあったらしいのだけど、ヒックが何か活躍をして、ドラゴンと仲良く暮らしました、めでたしめでたし、の続きの話。
バーク島の住民はドラゴンと信頼関係を結んでドラゴンの背中に乗って空を飛んでる。なんやら不思議なゲームとかもしてて楽しそう。すっごく大雑把にあらすじを説明すると、平和が訪れたバーク島にドラゴン軍団を作って人類を制圧しようとしているわかりやすい悪い人が攻め込んでくる話が2の話。
映像はドリームワークス・アニメーションが手がけているだけあってとても綺麗だった。ベイマックスと似たようなところがあるっていうか、主人公がヒロ(ベイマックスの主人公)の大人版ぽく見えたよ。ベイマックスのほうが後発なんだけども。
普通に面白いって感想はどうかと思うんだけど、普通に面白かった!
出てくる竜でヒックの乗ってるやつ仲間みたいな人が5人出てくるんだけど、前作を見たらもっといろいろ楽しめたんじゃないかな、と思う。残念だ。なぜ私は2とか6から見てしまうんだろう…。
それにしてもボスドラゴンっていう山みたいにデカいドラゴンのデザインがFFっぽくて面白かったよ。
好き度:★★
きっと、星のせいじゃない。(2014/アメリカ/ジョシュ・ブーン)
小説「さよならを待つふたりのために」の映画化。17才で末期がん患者のヘイゼルは同じ本を幾度も読み、母にうつ病を疑われてしまう。母の強い勧めでがん患者支援団体に参加することになったヘイゼルは、母に無理やり送り迎えをされて、幾度か集まりにいくうち、骨肉腫で片足を失ったオーガスタスと出会う。
オーガスタスはノリの良さと多少の強引さでヘイゼルと友達になる。ヘイゼルを自宅に招待し、自分のオススメの本を「ぜひ読むように!」と強引に渡すと、ヘイゼルもまた自分が何度も繰り返し読んだお気に入りの本「An Imperial Affliction」を読むように言う。本を読み終わったオーガスタスはヘイゼルと同じく本をとても気にいるが、結末のその先を知りたいと願うようになり…。
若いがん患者がたくさん出てくる。ヘイゼルとオーガスタスだけの恋愛関係だけではなく、ヘイゼルの母やその家族、オーガスタスの家族、本の作者と二人の関係、がんに対する思いなど、映画自体はとてもゆっくりしているのにとても盛りだくさんだと思った。
喉の奥がぎゅっと痛くなる感じ。
好き度:★★
オオカミは嘘をつく(2013/イスラエル/アハロン・ケシャレス、ナヴォット・パプシャド)
3人の子どもたちが廃屋でかくれんぼをして遊んでいる途中、その中の一人の少女が片方の靴を残して消えてしまった。少女の行方は知れず、イスラエル警察は容疑者である学校教師のドロールに無理やり自白させようと暴行を加える。
警察による激しい暴行を受けながらドロールは「ぼくは無実だ!」と訴え続ける。そのうち消えた少女の惨殺死体が発見される。首を切り取られた少女の父(ユダヤ教)は少女の無くなった頭部を探すために容疑者ドロールを監禁するが…。
という話。
グロい!ごはんを食べながら見てはいけない!
クスっと出来るところもあるのだけれど、まぁ兎にも角にもグロい。あとテンポがちょっと悪いかなぁと感じるところがある。
最後は「ええええ!」ってなる。
まぁ兎にも角にもめっちゃ痛い。血がビャーって出るし…。
好き度:★
ワイルド・スピード(2001/アメリカ/ロブ・コーエン)
ロスアンジェルスの車馬鹿の話。
好き度:★★★
好きなポイント:話のスジを見失っても大体楽しめる
ワイルド・スピードX2(2003/アメリカ/ジョン・シングルトン)
ロスの車馬鹿、マイアミへ。
好き度:★★
好きなポイント:ブライアンとローマンの殴り合い
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006/アメリカ/ジャスティン・リン)
未成年の車馬鹿、なぜか東京へ。
好き度:★★★★
見どころ:釣り人が土屋圭市!
好きなポイント:ハンがかっこいい。
難点:東京の地理がわりと頭にある人は突っ込みどころがありすぎて気になる
ワイルド・スピードMAX(2009/アメリカ/ジャスティン・リン)
ご存知車馬鹿コンビ、アメリカにふたたび!
好き度:★★
好きなポイント:麻薬組織のリーダー(偽物)がわりとガチで偽物っぽくてイイ
ワイルド・スピードMEGAMAX(2011/アメリカ/ジャスティン・リン)
今度はチームの車馬鹿、南米へ
好き度:★★
好きなポイント:まさかレティ(ドミニク=ハゲてるほうの主人公の彼女)が…!あと戦車とガチ勝負してるところが手に汗握るかんじで超面白かった。
ワイルド・スピード EURO MISSION(2013/アメリカ/ジャスティン・リン)
この映画は見るの2回め。
前回の感想
ワイスピの6作目。
6作目だが見るのは初めて。どうして私は2とか3とか6とかから最初に見ちゃうのかな…。
すげえ走り屋の人たち(ギャング?)が、軍事兵器を盗もうとしてるテロリスト(?)みたいな人の陰謀を阻止(?)するんだか、警察に頼まれるんだか、インターポールが出てきて、とっつぁーんってかんじの…。
…すげぇ画面にいっぱいハゲが出てきて、いいハゲなのか悪いハゲなのか、なんのハゲなのかわかんなかった。わかんなかったけど面白かったよ。また地上波とかでワイスピやってたら見ると思う。吹き替えで見たのだけど、インターポール側のハゲが小山力也さんで、小山力也さんだなぁ~!っていう感想が一番だった。なんだ。画面が全体的に「あっぶね!」「こええ!」「あっぶねえ!」でできてる映画。好きです。わりと。
好き度:★★
で、今回は過去作から全部見ました。
8倍くらいおもしろかった!!
ドムとレティ、ハンとジゼルのエピソードが頭にあるから、登場人物それぞれに更に感情移入(?)出来たのが良かった。
好き度:★★★★
好きなポイント:ハンの最後のシーンでの顔
ワイルド・スピード SKY MISSION(2015/アメリカ/ジャスティン・リン)
車馬鹿ファミリー、敵の敵は友人理論のショウ君に付け狙われるが返り討ちに。
好き度:★★★
好きなポイント:アゼルバイジャンの山道でハデなカーアクションが30分くらい続くんだけど、あっという間!ってくらい楽しめる。迫力が凄い。CGだろうけど。あとホブス(インターポールの刑事)が凄いイカす!いいとこ全部持ってった!
ヤなとこ:ハンが死んだの確定したとこ(ハンが一番好きだった)
スピンオフでいいからハンの謎っぷりを解明して欲しい。
あとブライアン・オコナー(ハゲてないほうの主人公)役のポール・ウォーカーの遺作。ワイスピ8もあるらしいので、そちらも楽しみ。
好き度:★★