零 〜ゼロ〜 女の子だけがかかる呪い(2014/安里麻里)
なんやこの映画。微妙なホラー(あんま怖くない)、微妙なレズ(全然いやらしくない)。
貴重な中越典子のロリータファッション姿。
効能:なんやこの映画。
赫い髪の女(1979/神代 辰巳)
日活ロマンポルノの傑作、と言われている映画。ふんだんに入るボカシ。日活。石橋蓮司、ロマンポルノ、阿藤海、日活。そんな映画。
効能:昭和のロマンポルノ
ノルウェイの森(2010/トラン・アン・ユン)
ご存知・村上春樹原作の同名小説の映画化。
全部見るのが苦痛で半分までは頑張って見たのだけど、それ以上は見られなかった。「世界で評価されている(らしき、原作)がこんなに完全に完璧にダメなんて…」って思ったので思わず「ノルウェイの森 つまらない」でググってしまったくらい合わなかった。そうしたら「ある特定の人にはものすごく共感を呼び鮮やかな情景描写が(どうたらこうたらどうたらこうたら)それ以外の人は全く受け付けないのが村上春樹」と書いてあったので安心した。あと、年齢によってダメとイイが入れ替わるみたい。
効能:「妻を"ワイフ"と書いてしまうようなセンス」の映画
うさぎドロップ(2011/SABU)
同名マンガの映画化。祖父の忘れ形見にしては幼すぎる6歳の女の子・りんをなぜか引き取って育てる事になった独身男・大吉の話。映画が始まって10分くらいで泣いた。だってりんちゃんがりんどうの花を死んだおじいちゃんに握らせようとしててさぁ…。
話自体は原作の初期の初期(小学校にも入学してない)で終わるんだけど、このくらいがちょうどいいなぁって思った。
なくもんか(2009/宮藤官九郎)
ご存知クドカンの映画。ご存知ってなんだよ、知らない人もいるかも。阿部サダヲが主演ってだけで「これは面白いな」と思った。ろくでなしすぎる親父が長男を連れて、お腹に弟のいる母親と別れて少ない人脈を頼りにハムカツ屋の山ちゃんにお世話になることにしたのに、ロクデナシだから店の売上持ち逃げした上に息子の世話を押し付け、成長した息子(阿部サダヲ)が…っていう話。ドタバタだし、阿部サダヲの演技はクドいし(そこがいい)、阿部サダヲだし、とても面白かったよ。ちょっと見終わったあと疲れたけど。クドカン作品て1個見ると連続で見たくなる中毒性がある気がする。真夜中の弥次さん喜多さん見たあとになくもんか見たし、舞妓Haaaanに至ってはDVD持ってる。
効能:瑛太と塚本高史もでている
謝罪の王様(2013/水田 伸生)
ご存知クドカンの…今回のクドカンは脚本。相変わらずシュール。相変わらず阿部サダヲと荒川良々が出てくる。ケース1、ケース2、って短編(?)だけどそれぞれの物語が絡み合ってる映画。内容は、東京謝罪センターっていうところの所長がいろんな人に謝罪の仕方を伝授するけど最終的に日本のマンタン王国という国の外交問題につながっていく。
効能:なんだか知らないがめっちゃ笑える
0.5ミリ(2013/安藤桃子)
介護ヘルパーの山岸サワは事件に巻き込まれて無職宿なしになってしまう。老人の弱みにつけこんで押しかけヘルパーをするサワの話。
安藤モモ子(監督)の同名小説の映画化。時間はなんと196分、長い!長いけれど、一気に見る事ができた。弱みにつけこんでヘルパーをするサワは決していい人でもないし、出てくる老人たちも孤独を抱えて生きる爺さん、しかもちょっとエロい。完全な善人が出てこないのが妙にリアリティがあるなぁと思った。芋ようかんと緑茶でも用意してのんびりじっくり見るのが良いのではないでしょうか。
効能:自分や親の老後を考える
SHORT PEACE(2013/短編集/森本晃司(オープニング)・森田修平(九十九)・大友克洋(火要鎮)・安藤裕章(GAMBO)・カトキハジメ(武器よさらば))
MEMORIESみたいなショート作品4編を集めた映画。68分。
4編とも日本をテーマにした作品で、作風は全然違うけれど1本15分弱なのでサラっと見られる。日本とSF、ファンタジー、ちょっとホラー、スチームパンク。
効能:GAMBOが好きです
スチームボーイ(2004/大友克洋)
産業革命時代、蒸気機関を駆使してイギリスとアメリカは開発戦争を行っていた。強力な圧力を秘めたスチームボールを巡る、3世代親子の話。
大友克洋だなぁ~と思う。これぞスチームパンク、って感じで画面がどこをとってもメカメカしくて素敵。
一番びっくりしたのは、小西真奈美さんがヒロイン・スカーレット役だったのだけど、ここ数年のジ◯リにありがちな「芸能人を起用したくせに素人臭い演技どうたらこうたら」じゃなくて普通にうまかった。こにたん、声優になればいいのにな。
効能:スチームパンク最高ッス!