タトゥーを入れるまで、はスタジオのブログとかでよく見るのだけど、施術後のケアを詳しく書いているところがあまり無かったので、書き残しておきます。私の探し方が悪かったのかもしれない。
※ 個人の感想なので、この通りにして精神的・肉体的に不利益があっても近藤は責任は負いません。
キズパワーパッドは高いのでハイドロコロイド包帯と防水シートを使うと良い
と思う。
なぜなら便利だから。
私の経過
1日目
施術した初日はぐじゅぐじゅしているので、彫師の人がくれたポリウレタンドレッシング材的なものを貼ってた。
パッドを剥がすのが怖かったので貼ったままシャワーを浴びたらしっこを大量に吸収したおむつみたいになったので剥がした。
湯船に浸からずシャワーのみ。湯船大好きっ子だから悲しい。
シャワーを直接施術部にかけるのは痛そうだったので、手で掬っては流し、掬っては流しした。
ヌルヌルの浸出液と一緒にインクのカスみたいなのがたくさん流れる。
これは皮膚に入り切らなかったインクなので、流血していない限り気にしなくていいらしい。
2日目
彫師の人がくれたポリウレタンドレッシング材を貼り直し。
パッドを固定するテープ(和紙ばんそうこう)が肌に合わないようで痒くなってきた。
今日もシャワーのみ。
浸出液が固まったようなものがタトゥーの周りにくっついている。
ダイソーで防水テープを買ったが、使い方が悪かったみたいで痒くなった(2枚ある剥離紙のうち1枚剥がすのを忘れてた、アホだ)。
上手に使えれば、ポリウレタンドレッシング材&防水テープで良さそう。
3日目
和紙ばんそうこうを貼っているところが痒いのと、タトゥーが入っているところがちょっと乾いてきたのか若干痛い。
あといい加減湯船に浸かりたい…。
昔、皮膚科で貰ったような幅広のマイクロポアテープを探しにいった先で、キズパワーパッドを見かけ、タトゥーのアフターケアに使ってる人がいたなーと思って一番大きいサイズを購入。
ジャンボサイズ1枚でギリギリタトゥーがおさまる大きさ(タバコサイズのタトゥーです)。ドレッシング材を剥がしたら薄皮みたいなのと一緒に余分なインクも取れた。
湯船に浸かる。風呂、最高。今日も流血せず。よかった。

BAND-AID(バンドエイド) キズパワーパッド ジャンボサイズ 3枚 絆創膏
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4日目
キズパワーパッドのクッション性により、痛みも痒みもグッバイ。
タトゥーの形にプックリしてきて面白い。指でプニプニしてもイタクナーイ!
なにげにドレッシング材の端っこが皮膚を刺激してめちゃんこ痒かった&無意識に掻きむしって傷が出来てしまったのでキズパワーパッド様を崇め奉ることにした。
5日目~7日目
キズパワーパッド様の恩恵に預かりまくる。
痒くない!痛くない!最高&最高。
端っこが乾いて剥がれてきてしまったので貼り直し。ビッチリくっついているのでそーっと剥がした(お湯につけるほどにはくっついてない)。薄皮がハイドロコロイドにくっついて取れたけど、本日も流血なし。
白いプニプニは2時間くらいしたら出来上がった。まだまだ浸出液が出ているのだなぁ。
9日目
痛くないのとキズパワーパッド様の端っこがまたかさついて剥がれてきてしまったのでまたそぉ~っと剥がした。薄皮が取れたけど、薄皮ナンバー2がすでに出来ていたので保護するのを停止した。
剥がれかけの薄皮がペロペロして気持ち悪かったので、貼り直す前にそーーーっと取ってみる。流血なし。日焼け跡の皮が剥ける感じ、と他の人のブログに書いてあったけど、個人的にはフットケア(薬剤に足を突っ込んで2週間くらいするとズンドコベロンチョと剥けるアレ)の皮剥きに近い気がした。
~14日目
タトゥーを入れているところの皮膚が乾燥してるみたいにテカテカカサカサ。
痒みや痛みは全く無いけど、突っ張った感じがするので、割れたらやだなぁ、と思ってパッドを取った日から朝晩(晩はお風呂上がり)にワセリン入りのボディオイルなどで保湿してみる。
私は極度の乾燥肌なので、秋口~春先まで突然皮膚が割れたりする。
タトゥーが割れたらめちゃくちゃ怖い…。
昼間はハンドクリームを塗ったついでに、手にくっついた分でちょっと押さえておいた。
完全に気休め。
保湿出来ればいいと思ったので、塗ったのはヴァセリン、メンソレータム、クナイプのボディクリーム、ニベア、ロクシタンのハンドクリームなど「なんだかそこら辺にあるもの」を使った。
XX日目
入れたのがわりと前なので、今はもう普通の皮膚。
タトゥーの完成っていうのがどういう状態かわからないけど、保護材(私の場合は傷パワーパッドね)を取っても問題ないと判断した期間は約10日でした。
キズパワーパッド、最高です。タトゥー増やしたくなった。
もっと大きいサイズのタトゥーの時はハイドロコロイド素材のパッド+防水テープにすると思う。
私の場合は痛みはほとんど無かったけど(施術中もそんなに痛くなかった。歯医者で歯茎に麻酔されるほうがよっぽど痛い!)、和紙ばんそうこうによるカブレがやばかった。
これからタトゥー入れたいなーと思ってる人の参考になれば。
2025.05追記
アクセス解析を見たら、意外とこのエントリにアクセスが多かった。
みんなタトゥーのアフターケアに悩んでるんだなーって思ったのと、最初にエントリを上げてから何年か経ったのでその後のタトゥーに対しての気づきなども書き残しておこうと思う。
エントリを最初にあげたとき、私は一人のタトゥーアーティストの方にお願いしていたのだけど
その後の数年で新しく二人のタトゥーアーティストの方にお世話になった。
最初にお世話になったアーティスト(というよりも彫師といったほうがしっくり来る)は機械彫りはオールドスクールが得意で和彫りも多く行っている。
この人にはブラック&グレーでお願いした。
新しい二人のアーティストにも機械彫りのブラック&グレーでお願いした。
一人はボカシや繊細な線や写実的な表現がとても得意なベテランの男性で、
もう一人は女性で経験が多い若いアーティストの方。
最初の彫師と女性のタトゥーアーティストはマグネットのタトゥーマシンを使用していた。
機械がコードでつながっているので、場所によっては触れたコードがこそばい感じ。
新しい男性アーティストの方はワイヤレスのタトゥーマシンを使用していた。
ちなみに全員、針は複数のものも線を引くための1本のものもあった(と思う)。
まず、浸出液や不要なインクについて。
二人目の男性タトゥーアーティストの方の施術後はほとんどなにも感じなかった。
私の体にいまあるタトゥーのうち、最も大きいものを彫ってもらったが施術後に多少の痛みはあれどそれよりも痒さというか、皮膚がじんわり熱かった。
施術後はクリームケースに入った軟膏を渡されて、「乾かないようにしてね」と言われた。
軟膏と保護シート(不透明)で、施術した日にシャワーを浴びるのでシートを取ったあとは朝と夜のシャワー後に軟膏を薄く塗っていた。
大きさ的にハイドロコロイドシートでは足りなかったが、心配していた痛みも痒みもほぼ感じず薄皮すら剥けず、きれいに完成した。
ちなみに関西で活躍しているアーティストの方で、
非常に予約が取りづらいけれどまた大きめタトゥーを入れたくなったときは
絶対にこのアーティストにお願いしたいと思っている。
三人目の女性のアーティストに施術後にスタジオで貼ってもらったのはポリウレタンドレッシング剤だった。
予備のシートは渡されなかった。その頃は複数のタトゥーが入っていたので、慣れていると思われたのかもしれない。ケアについても特に説明を受けなかった。
この方のときは、施術後のシャワーのときにほんのりインク残りが出て、汗を掻くとほんのり沁みた。
ハイドロコロイドシートを貼り付けてケアしたが、痛み・痒み・色飛びはほぼなく完成した。
小さいタトゥーだったのであっという間に終わったが、
施術中のおしゃべりが楽しかったし、仕上がりは女性らしい可愛い線で大満足だったので
小さめのタトゥーを突発的に入れたくなったらまたお願いしようと思っている。