【初心者枠】彼女の思い出

「…帰ってェおくれぇよ オイラのぉオイラのぉむ~ねぇにぃ~」 カラオケボックスのドアを開けると、知らない声がカズキの耳に届いた。 木曜日、午後6時47分。 先週から仕事は山積み、トラブル続き、カズキはストレスフルの状態だった。 「このままでは倒れてしまいます」と無理矢理もぎ取った明日の代休、三連休。 一人カ…