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変態小説家(イギリス/2012/ クリスピアン・ミルズ、 クリス・ホープウェル)
絵本作家がいきなり宗旨替えして殺人事件を取り扱った物語を書こうと連続殺人犯を調べているうちに精神がおかしくなる話。
最初の30分くらいはちょっと退屈だったけど、主人公が部屋の外に飛び出してからは凄く面白かった。
効能:ハノイ・ハンドシェイク
ふしぎの国のアリス(アメリカ/1951/クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスク、ウィルフレッド・ジャクソン)
ノンストップ映画な印象。アリスはずーっと動き回ってて歌いまくってて、ヘンなキャラクターがたくさん出てくる。ダンボと並ぶ幻覚系映画。面白かった。
効能:楽しいおクスリをキめているようなきぶんに。
カンフーハッスル(香港/2004/周星馳)
何かの口コミで「面白くない!」とか書いてあったけどふつうに面白かった。見始めてすぐに「ラム・シュー出てる!」と私のデブセンサーがビクンビクン反応した。ラム・シュー好きなんだ。ワイヤーアクションとかCGとかでカンフーの迫力がヤバイことになってるけど、ふつうに面白いと思う(若干「チャウ・シンチーってゲーム好きなんだろうなー」みたいな場面は多めだけど)。
効能:最初に出てくるカンフーの達人みたいな人あっさり死ぬのが「わー」って思った。
テッド(アメリカ/2012/セス・マクファーレン)
面白いらしい、と聞いていたけれども見に行く機会を逃していた映画。まさか地上波で流れるとはね(一部ピー音入ってたけど)。
可愛いと思ってたテディベアがオッサンになる話。まさかテッドがあんなことになって、こんなことになって丸く収まるとは。
2は映画館に見に行きたいな。
効能:有吉って一発芸人からよくここまで逆転したなー
めぐり逢わせのお弁当(インド/2013/リテーシュ・バトラ)
踊らない、歌わない(ちょっと歌う、子供が)インド映画。シャレオツインド映画。1時間45分のインド映画。凄い。ボリウッドじゃないインド映画って初めて見た。
インドの弁当配達人のオッサンの配達間違いによって、若い人妻が作ったお弁当が定年間近の会社員のオッサンのところに届いて、2人はお弁当を通じて文通を始める話。ワクワクもドキドキもあんましないけど、じわっと引き込まれる映画。
効能:カレー食いたい。
トランセンデンス(アメリカ/2014/ウォーリー・フィスター)
凄い科学者の人がテロリストの襲撃で死にかけて、何を思ったか意識をPCにインストール(アップロードって言ってたけど)してなんやかんやして殺される話。
ずーっと主役の科学者のオッサンがジョニー・デップっぽいなーって思ってたけどジョニー・デップだった。PCに意識とか自我をアップロードされたおっさん(おっさんロボ)が、マイクロナノマシンを開発して、生まれつきの障害者を治したりするとこまでは便利だなーすげーなーって思ってたけど、だんだん世界征服系の方向に話が進んで「いやそれはムリがあるだろ」って思った。最初、おっさんを襲撃したテロリストが全部の発端で一番悪いはずなのに、最後はお咎め無しみたいなかんじで終わるのがちょっとモヤモヤした。
効能:全部テロリストが悪い。
フットノート(イスラエル/2011/ ヨセフ・シダー)
タルムード(ユダヤの伝承)を研究するエリエゼルと息子のウリエルの確執の話。父・エリエゼルが研究しているタルムードと同じ分野を研究しているウリエルは、父の長年の研究に対する熱意や情熱を間近で見つつも評価されない父を尊敬しつつも少し鬱陶しく思っている。そんなエリエゼルだったが、イスラエル賞という大変名誉ある賞の受賞者に選ばれるが…といった話。
親子の、というよりも息子の父へ対する尊敬や、父からの評価に対する憤り、それでも自分が研究を始めたのは父の影響のおかげ、なかなか評価されない父への苛立ち…など私はまだ両親が存命中なので息子目線で見ました。子供ができたら父親目線で見るのかな~。
効能:最後「えっ?!」て声が出る
犬と私とダンナのカンケイ(アメリカ/2012/ローレンス・カスダン)
医者の夫を持つ妻・ベスは結婚して実家を出た長女を空港に送った帰り道に、次女と高速道路の脇で犬を拾う。その犬を通じて次女が獣医と結婚し、結婚式が別荘でとり行われたが…というところから物語が始まる。
犬はモサモサの、なんだろな、でっかい犬。獣医の見立てで7歳。別荘の管理人にはロマ(ジプシー)の予知能力がある女性・カルメンがいて、その彼女の予知夢(?)に振り回されたり苛ついたりしながら、夫と腹を割って話したりなんだりする。
展開が物凄い早いわけではないのだけど、犬を通じてバラバラだった夫婦の視点がまとまってくかんじ?なんか難しい(話の筋は難しくないんだけど!)。
あと「犬と」って書いてあったので、犬がめっちゃいっぱい出てくるのかなーって思ったけどとくにいっぱい出演時間があるわけじゃなかった。頭数はいっぱい出てくる。
それよりカルメンの予言のなかの「黄色だか緑だかぼんやりしていて分からない家」っていうのがいつ出てきたのかのほうが気になった。
効能:モサモサの犬
美女と野獣(フランス・ドイツ/2013/クリストフ・ガンズ)
ディズニーのアニメ映画で有名な本作。フランスの映画版を見ました。
この映画、どのバージョンを見ても「ストックホルム症候群…」と思ってしまう。
そんで、ベル(美女のほうな)が野獣に向かって「王子様の格好をしたって」みたいなセリフがあるんで「この野獣の人は野獣の呪いが終わったら王子様になるんや…!」と思ってたのに↓
↓こっちの猫ぽいのが野獣バージョン。私はこっちの猫っぽいほうがいいなぁと思った。猫っぽいし。
ストーリーはみんな知ってる美女と野獣。でもこんなに王子様にガッカリした野獣は初めてよ!(よくわかんなくなってる)
ちなみに1946年のジャン・コクトーバージョンの野獣↓
うわぁこの野獣はやだなぁ。
超野獣!
で、王子↓
あ~うん、まぁ、王子。首の周りにヘンなヒラヒラ(南蛮人が着てるやつ)ついてるから王子だし、顔も王子っぽい、ディズニーっぽい。安心感のある王子。あと監督がゲイだから筋骨隆々のフランス海軍っぽい感じな王子。
CGをふんだんに使ってるらしい画面は豪華だし、怪しくて美しくて素敵だったけど、兎にも角にも「王子…!」と思ってしまいました。
私はオーストラリア版の王子が一番いいなぁと思いました。
効能:王子比べ