こんにちは。近藤です。
前回(1年半くらい前)にラージホールを作りました編を書きました。
今回は軟骨に新規にホールを開けた編を書きたいと思います。
ボディピアス開けてみたよ日記~ラージホールを作りました編~ - 百三十五年丸ノ内線
私の耳にはロブ(耳たぶ、一般的にみんなが開けてるとこ)に元々2個ホールがありました。
これは昔、自分でピアッサー(ピアスガン、というやつですね)で「バチコーン!」と開けたものです。
ロブの2個のうち、下にあるものを拡張して数年前にラージホールにしました。
ロブの上にあるものはあんまりピアスを付けなかったせいで途中まで穴が開いている未貫通穴になっていました。
金属アレルギーでチタンポストですら荒れたりしたので、つけるのが面倒だったのです(多分、キャッチとか装飾品にアレルギーによくない金属が使われてたのだと思います)。
未貫通穴は薄皮がかぶっている状態であればファッションピアスのポストをグッと入れると再度貫通しますが、私の穴は肉もかぶっている状態でしたので、これはお世話になっているピアッサーさんに相談して14gのニードルで貫通させました。
新規に開けたのは軟骨部分で、コンクと呼ばれている部分です。
ここ↓が分かりやすいので場所についてはリンク先をご参照あれ。
ROQUEスタッフが解説!ボディピアス基礎講座 - ボディピアス専門店 ROQUE【Yahooショッピング店】
芸能人だとトラガス(耳珠と呼ばれる穴の手前のポッコリ部分)に開けている人が多いですね。
ヘリックス(耳のクルンと巻いてるところ)も人気の場所です。
コンクの場合
施術当日
私が行くスタジオは施術料が安く、耳なら軟骨でもロブでも1穴5000円です。
そのかわりピアスはサージカルステンレスのものになります。持ち込むと500円~1000円安くなるらしいです。
ピアッサーさんと場所の相談をしたあと、ペンで印をつけられてばつん、とニードルが刺さります。
穴あけそのものの時はあまり痛くありませんが、開いた穴にストレートバーベルを通す時とボールのネジを締めてもらうときにちょっとだけ痛かったです。
しばらくは耳がぽーっと熱くなる感じがしますが、半日ほどで慣れます。
2日目~1週間
髪の毛を梳かす時にブラシがぶつかったりするとちょっと痛いですが、耐えきれない程度ではありません。
穴の周りにカサブタや浸出液の塊などがくっついてくるので、綿棒で拭き取ります。
ホットソークという温かい塩水に浸すケアは面倒でこの期間にはやりませんでした。
1週間~1ヶ月
痒みとの戦いです。
とにかくめちゃくちゃ痒いのです。
無意識に触ってしまったりして、その度に血が出ます。
腫れる分を見越して長めのものを付けてもらっていたのですが、仇となって毎日のようにブラシに引っかかります。
洗髪時にも髪の毛が絡みます。
あまりにもホールがグズつくのでピアッサーさんに相談して、内径の大きい14GのCBRに付け替えてもらいましたが、余計に髪が絡まってNGでした。どうしたらいいんだ…。
ストレートバーベルに戻して、軟膏などを気休めに塗ったりホットソークをしてみたりしましたが、肉芽が発生してホールの周りには常にドーナツ状のなにかが。
触らなければいいのに、無意識に触ってしまいます。痒いので。
~1年
全然安定しません。
ちょいちょい浸出液が出ます。
うっかり寝る時にホールのあるほうの耳を下にすると、翌朝にはテキメンに痛み&肉芽発生。
ガラスのリテーナーに付け替えたりもしました(ネジがなくて掃除がしやすい&軽いのでホールの負担になりにくいのでは、と考えた)。
この頃塗っていた軟膏はリンデロンVGです。
リンデロンが部屋の中で迷子になってしまった時はテラマイシンかオロナインを塗っていましたが、私の身体にはリンデロンVGが一番合いました。
ホットソークやクエン酸浴も行いましたが、それだけではどうしても肉芽が消滅しなかったため軟膏に頼りました。
2ヶ月ほどホールが安定していた時期があり、この頃ヘリックスにホールを開けました。
色々あって2年
ガラスリテーナーに付け替えた間も浸出液などがモッサリ出ましたが、後述のヘリックスを諦めたところうっかり触るということがなくなり安定しました。
というか、コンクには最初のCBRとガラスリテーナーと超シンプルなストレートバーベルしか通したことがなくて「一体なんのために開けたのやら」状態です。
あと1年様子を見て何もなさそうなら付け替えていきます。
ヘリックスの場合
施術当日
穴あけの位置をピアッサーさんに相談しながら決めましたが、耳の丸まりが強すぎて、自分が想定していた部分よりもかなり下のほうに開けることになりました。
この時やめていれば…。
コンクのときと同じピアッサーさんだったため、ヘリックスはストレートバーベルではなくCBRをファーストピアスにすることにしました。
2日ほど「なんか痛い」状態が続きます。
~1週間
洗髪時に髪の毛が絡まったり、突然の大出血、肉芽、など様々なトラブルに見舞われます。
付け替えなんてとんでもねぇぜ、です。
よく観察していると、ドライヤーで髪の毛を乾かす時に軽すぎるCBRが風に煽られてパタパタと動き、ホールを刺激していることがわかりました。
コンクのときに利用したホットソーク、クエン酸はあまり効果がなかったため、今回は最初からリンデロンVGをつけていきます。
ホールの洗浄も動かすと痛いため、泡を乗せて流すということしかしませんでした。
~1年
ずーっと肉芽があります。
リンデロンVGを塗っている期間(1週間程度)は具合が良いのですが、やめてしばらくすると肉芽再発。
ピアスの付け替えは勿論出来ません。
血液の塊、浸出液もバシバシ出てきます。
それと、排除が始まったのか、ホールの位置が最初よりもどんどん下に下がってきてしまいました。
それでも諦めずにヘリックスの具合を見る私…。
~1年半
思い切って外しました。
ラージホールの時はほぼ何も苦労しなかったのに、軟骨め…!となったのが一番の原因です。
ヘリックスの痒みや痛みが気になって、コンクのほうもついでに触ってしまうことが多かったため、ヘリックスを外してからコンクのトラブルが激減しました。
今は耳を下にして寝ても一つもぐずりません。
もっと早く外せば良かった…。
半分貫通のロブ穴の場合
施術当日
ヘリックスと同時に開けました。こちらのファーストピアスもヘリックスと同じく、内径が小さめのCBRです。
ヘリックスのほうの痛みに気を取られていたため、ロブは痛かったのかよく分かりません。多分痛かったんだと思います。
穴が半分開いてしまっているので、曲がらないようにニードルを刺してもらいます。
軟骨に開けるよりも音は小さいのですが、痛みは多少強かったです。
~2年
コンクやヘリックスほどのトラブルはありませんでしたが、半年ほど経った頃にストレートバーベルに付け替えた際、内部を傷つけてしまったらしく痒みが出ました。
ヘリックスが気になってコンクと一緒に触ってしまい血や膿が出る事が多々有りました。
現在はコブラコイルリングという、ボール部分がコイルになっているものにしてずっとほったらかしています。
ケアもとくにしていませんが、トラブルもなく、ただの穴になっています。
ピアス穴に共通する注意点
とにかく触ったらダメです。
引っ掛ける、ぶつけるといった刺激もダメですが、手で触るのが一番良くないと思っています。
私は体質的にどんな傷でも痒みが強く出るのと、もともと傷跡などが残りやすい、肉芽ができやすいため、常にピアス穴が痛いのが苦痛でした。
年月はかかりますが、同時に開けるよりも1つ1つ完成させたほうがトータルの時間は短いように思います。
皆様も良いピアスライフを!