MOCO'Sキッチンを考える。
日テレ系列で朝放送しているZIPの人気(?)コーナー・MOCO'Sキッチン。
朝はテレビを見ないのですが、稀に見ると「誰が作るんだこれ」というシャレオツ料理のオンパレードです。
ちなみに7月放送分のメニューはこちら。
もこみち流 スペイン風夏野菜煮込み 2016/07/01
もこみち流 牛肉の甘辛煮のせチャーハン 2016/07/04
もこみち流 マスカルポーネとトマトベーコンのトースト 2016/07/05
もこみち流 メキシコ風 魚のコロッケ ~サルサソースがけ~ 2016/07/06
もこみち流 冷やし豆腐の麻婆がけ 2016/07/07
もこみち流 牛ひき肉とズッキーニのセルクル詰め 2016/07/08
もこみち流 さっぱり タコと薬味のサラダ 2016/07/11
もこみち流 ツナとなすのトマトクリームパスタ 2016/07/12
もこみち流 アナゴのハーブフリット 2016/07/13
もこみち流 チキンとなすのスパイスカレー 2016/07/14
もこみち流 ピスタチオ入りラムミンチのトルティーヤ 2016/07/15
もこみち流 ぜいたく 和風シーフードピラフ 2016/07/18
もこみち流 中華風 スペアリブの辛炒め 2016/07/19
もこみち流 小イカとパプリカのナッツ炒め 2016/07/20
もこみち流 アスパラガスときゅうりのサラダ ~ポーチドエッグのせ~ 2016/07/21
もこみち流 ラタトゥイユのスキアッフォーニ 2016/07/22
もこみち流 ポテトパンケーキのワンプレート 2016/07/25
もこみち流 なすとズッキーニのビーフスープ ~焼きカマンベールのせ~ 2016/07/27
もこみち流 鶏肉のねぎ塩丼 2016/07/28
もこみち流 ウナギのピッツア 2016/07/29
全部が全部、もこみち本人が考えてるわけじゃないと思うしフードコーディネーターがついてるんだろうけど、それにしてもこのラインナップ。
視聴者から「◯◯に合う料理を教えてください」の形を基本にしているので、どんなエピソードからこの料理が導き出されたのか気になるところ。
見ないけど。
もこみちの料理はオリーブオイルの大量掛けが基本だが、その他にも「一般家庭にあるかな?その材料…」というわけの分からんハーブが登場する。
もこみちが好きで好きが講じてハーブに詳しくなった、みたいな人がたくさん居そう。
まず
7月1日放送のスペイン風夏野菜煮込みから。
突っ込みどころは材料の上から8行目。
大事な大事なもこみちにとって命の次の次の次くらいに大事そうなあの液体が
こんなことになっている。
「いい加減使いすぎだ」というZIPさんサイドからの圧力だろうか。気になる。
材料で一般家庭になさそうなのは「タイム」くらいなもの。イタリアンパセリは、普通のパセリか乾燥パセリで代用すればよろし。
というか、もこみち料理を作り続けている人の家にはタイムやイタリアンパセリくらいは常備されてるだろう。それどころか育てているかもしれない。
ファーマーもこみち。日本の一次産業に活力を入れる男。
効能は肉料理の香り付け・臭み取り、らしい。食べたことないな、タイム。
パクチーやイタリアンパセリみたいにその草だけモリモリ食べるものでもないのでしょうタイム。
次。
7月4日 牛肉の甘辛煮のせチャーハン。
私がMOCO'Sキッチンを見てた頃(4・5年前)はイタリアン一色って感じだったので「中華もやるようになったのかもこみち」ともこみちの料理レパートリーの幅の広さに驚いた。
材料を上から見ていくと、用意しづらそうなのは「八角」、更に難易度が高いのが「タイ米」。ああ~普通の米じゃダメだったか~!と思った。八角は今はスーパーの調味料コーナーに少量で置いてあったりする(エスビーから菜館という中華具材シリーズが出てる)ので手に入るが、タイ米は売ってるところを思い浮かばない…。
かれこれ20年位前にあった冷夏による米の不作時にはあんなに大量に見かけたのにな。
米の不作が続いたら作ろう。
7月5日 マスカルポーネとトマトベーコンのトースト、7月6日のメキシコ風魚のコロッケ。こちらも手に入りづらそうな食材がある。紫玉ねぎである。
だが、このレシピ2つに共通している材料なので使い回しが出来る。優しいぞもこみち。
ただ、使用量が1/4ずつなので、余った半分をどうすればよいのか問題も出てくる。
7月7日は冷やし豆腐の麻婆がけ。中華である。
特筆すべき点は無い、と思う。
もこみちマニアの皆さんの家には甜麺醤も紹興酒もすでに揃っているだろう。揃っていると思いたい。うちには無い(普通の酒と名古屋のつけてみそ・かけてみそで代用出来るとの噂有り、っていうかウチはそうしている)。
7月8日の牛ひき肉とズッキーニのセルクル詰め。
ああ~。シャレオツ器材出てきた~。セルクル~。一般家庭にセルクルあるかな~…。ウチには無い。
材料で使いづらそうなのが「ズッキーニ1/2」に「ブラウンマッシュルーム」「エシャロット」「ミント」「セージ」「ライム」
これ、作った人一人も居なさそうだ。だって、本当に、面倒くさいもの!!!
土がそこそこキレイな家に住んでいる人は春先だったらノビルで代用出来ると思う。
そこら辺に生えてる。
っていうか、生えてた(田舎の祖父母の庭に!)
エシャロットもノビルもネギ科の植物だし似たようなもんだろう。私なら味噌つけてそのままかじりたい。
ちなみにエシャレットも似たようなもんだ。全部ネギ属。らっきょうでもよかろう。
ミントも庭に生えてる、大丈夫大丈夫。そのまま庭に植えると庭が大変なことになるので(しかも繁殖しまくったミントはデカくて固くてクソまずい)、育てる人はプランターから絶対にはみ出ないようにしたほうが良い。
セージ…セージってなんだ…。
絶対違うよな。このセージが入ってたらグロいもん。
セージの効能は肉の臭み消し。シソ科の植物。
じゃあシソでいいじゃん。シソとラッキョウでよくない?
ていうか、もこみち肉の臭み消しすぎじゃない?
ズッキーニ1/2の使いみちは後日出てくるはず。きっと。
紫玉ねぎ1/2も冷蔵庫にあるけど。
7月11日、紫玉ねぎ・ズッキーニ共に使わず。
7月12日、ツナとなすのトマトクリームパスタ。
イタリアンパセリまた出てきた。もうそろそろプランターで育ててもいい。
特筆すべきは「生クリーム大2」。
だいたいスーパーにある生クリームは200mlなので、30ml使ったとして残り170ml。
コーヒーにでも入れればいいのか。
私はホイップにしてバターで焼いたバナナにシナモンと添えるのをおすすめします。美味しいよ(太る)。
ツナ80gと書いてあるが、1缶だいたい全部80gだ。1缶って書けばいいのに。業務用ツナ缶を使う人もおるまい。
7月13日。アナゴのハーブフリット。
私の家の近所のスーパーではうなぎはよく見るがアナゴはあまり見かけない。
確かウナギと一緒で血液か何かに毒があるので自宅で捌くのはやめよう。加熱すれば大丈夫だったと思うけど。
また出た、イタリアンパセリ。
そしてバジルとミント。
ミントもそろそろ育てだしてもいい。バジルもプランターで簡単に育つので育て始めてもいいかもしれない。
もこみち、TOKIOの農民枠でも狙ってるんだろうか。
まだ冷蔵庫には生クリーム170ml、紫玉ねぎ1/2個、ズッキーニ1/2個が残っている。
7月14日。
チキンとなすのスパイスカレー。
材料を上から見ていくと、手に入りやすそうな材料が揃っていr…
揃っている。
大丈夫、一般家庭にある材料ばかり。
タイ米も7月4日のチャーハンで買い揃えたばかりのはずだし、だいたいのご家庭に「クミンシード」「ターメリック」「ガラムマサラ」「カイエンペッパー」「コリアンダーパウダー」があるはずだ。無ければ買い揃えればいい。絶対あとで使う。
コリアンダーパウダーは無ければ甘辛煮のせチャーハンの材料に登場した「香菜」を干しておけば問題ない、っていうか別に生で使っても大丈夫。入れすぎるとめちゃくちゃ味がくどくなるので注意。
7月15日 ピスタチオ入りライムミンチのトルティーヤ。
やっと出てきた!紫玉ねぎ1/2個!冷蔵庫の中でそろそろシワッシワになり始めている紫玉ねぎをようやく消化することが出来た。
ズッキーニもそろそろシワシワしてきているし、生クリームの消費期限も気になるが仕方ない。だって出てこないんだもの、生クリーム。
しかもコリアンダーパウダーとクミンパウダーを使うから、チキンカレーの際にパウダーを買い揃えた人は大勝利である。
材料。
エンダイブはたまにスーパーにある。なんかシワッシワしたレタスよりハリがある草。無ければサニーレタスでいいんじゃない?
トレビスはヘンな色のキャベツっぽいもの。キャベツ(アブラナ科)ではなくキク科の植物なので味は全く異なる。キクニガナ属という苦味のある紫キャベツみたいな植物。
キャベツみたいな大きさで売ってるのに使うのは2~3枚。しかも高い。残りは一体何に使えばいいのだろう。無ければチコリー(小さい白菜みたいなやつ)で代用シてもよかろう。良いのだろうか。だって冷蔵庫にはシワシワになりかけているズッキーニが待機しているんだもの。
ベビーリーフ1/2パック、余ったらドレッシングでもかけて食べれば良い。冷蔵庫にはシワシワのズッキーニが(以下略)。
フェタチーズ…ってなんだ…!?
調べたら、ヤギの乳で作った塩漬けチーズのことらしい。見た目的にはカッテージチーズの硬い版に見えるからカッテージチーズでいいと思う。
冷蔵庫にモノを増やしたくないんだ!だってズッキー(略)
でも買ってもいいよ。きっとあとで使うからね。
7月18日。ぜいたく和風シーフードピラフ。
材料は冷凍のシーフードミックスでも使えばよろしい。冷凍は正義。冷凍は偉いなぁ!冷凍すれば肉も年単位で持つ!(業務用大型冷蔵庫に限る、普通は冷凍焼けを起こします…)
フライドオニオン30gはスーパーで売ってるので買ってこよう。
イタリアンパセリではなくパセリだが、きっとこの先も出てくるんだろうなぁ、パセリ。育てよっか?愛情を込めて育てよっか??
7月19日 中華風スペアリブの辛炒め。
出てくる材料で初登場は豆鼓(トウチ、と読みます)。大豆を塩っ辛くした発酵食品で、まず一般家庭には無いだろうし、今後のもこみち料理でたくさん消費出来るとも思えない…が、せっかくだから買おう。
そして香菜、である。生、である。この前のチキンカレーで使っちゃったよ。
もうこれはあれだな。プランターで育てるしかないな!
手持ちの材料
生クリーム 170ml
ズッキーニ 1/2本
フェタチーズ どのくらい余ってますか?
トレビス 手のひらサイズ
ベビーリーフ 1/2パック
フライドオニオン
イタリアンパセリ(育)
バジル(育)
パセリ(育)
タイム(育)
セージ(育)
コリアンダー(育) ←NEW!
7月20日 小イカとパプリカのナッツ炒め。
小イカはぜいたく和風シーフードピラフで購入したシーフードミックスから拾えば良い、と思ったが、丸ごと使っているね…。冷凍のロールイカもついでに買ってきておけばよかった。
特筆すべき点は「パプリカパウダー」。
まぁでももこみち先生に今までついてきた人の家には揃っている材料。
7月21日 アスパラガスときゅうりのサラダ~ポーチドエッグのせ~
ビーツか~。1個しか使わないのにビーツかぁ…用意させる?ビーツ。
ボルシチとかに入ってる真っ赤なハツカダイコンに似た野菜、あれがビーツです。近所のスーパーで売ってるのを見たことがない。
缶詰を買ってもいいけど、1個っていうのがな~…。
…。
翌日にボルシチでも出てくればもこみちを神と崇めても良いが、翌日のレシピは
7月22日 ラタトゥイユのスキアッフォーニ。
アクアパッツァだのスキアッフォーニだの、それだけではどんな料理なのかさっぱりわからない料理が増えました。
そのうち一般家庭にも普及するのだろうか、スキアッフォーニ。
料理の名前かと思ったら、スキアッフォーニという名前のパスタらしい。形からするとでかいリングイネみたいなものだと思う。つまりスキアッフォーニが無ければリングイネを使えばいいじゃない!
材料のなかにまた紫玉ねぎが出てきた。例によって例の如く、1/2個余る。せっかく消費出来たと思ったのに。
そしてズッキーニ。シワッシワの1/2本が消費出来る、とおもいきや、1本必要。
シワシワの1/2と新しい1/2を併せて使おう。
ほら、ズッキーニがいつも冷蔵庫に。
シャレオツな人の冷蔵庫には常にズッキーニが入ってる。
冷蔵庫にズッキーニさえ入れれば大勝利。紫玉ねぎがあったら完璧。
セージとイタリアンパセリは育ててるから大丈夫。
っていうか、いつかの料理でカッテージチーズで代用したフェタチーズ、ここでも出て来やがった…。カッテージチーズで代用した人はスーパーへ。それかまたカッテージチーズを作ろう。
フェタチーズを買った人は大勝利。VICTORY。キッチンでダブルピースでもしよう。
ケッパー…は、瓶詰めとかで売ってます。だって絶対また出てくる。もこみちは使い回しを考えている!考えてくれるはず!
7月25日 ポテトパンケーキのワンプレート。
ほらね、言ったとおりでしょう?
ケッパー出てきたでしょう?
買っておいて良かったでしょう?ケッパー。
そしてまた出てきた生クリーム大2。
消費期限が本当に危ないと思う170mlから大さじ2を使いましょう。
ホイップすれば冷凍保存出来るって知ってた?砂糖を入れないでホイップしてシリコントレーかなんかに絞り出してジップロックに突っ込んで冷凍するの。そしたら1ヶ月くらい大丈夫だから。
そのかわり、大さじ2っていうのが物凄くわかりにくくなるけどね…(ホイップしたやつを生クリームとして使っても溶けるから問題なし)。
…っていうか、ディル?!
ディルってなんだ?!
ディ…ディル?!
私がディルつって思い浮かべるのは
これだ。
虜とラーの抗争は記憶に新しい90年代の思い出。新しくもないか。
そうそう、Adolfでフリ全力でやったら手首に青あざ出来た。
そうそう、この前Acid Black Cherry見てきた。
yasu(元ジャンヌ)ちっさくて可愛かったよ。話が脱線しました。
90年代の美しき思い出。美しくもないか。
画像を見たら、金魚の水槽に入ってそうな草だった。
よし、もう、ディルも育てよっか?
7月27日 なすとズッキーニのビーフスープ~焼きカマンベールのせ~
今回は比較的早めに冷蔵庫のなかのズッキーニを消費するチャンスがやってまいりました!
まぁまた1本使うんだけどね。シワシワになるよりはいっか。
28日の鶏肉のねぎ塩丼。安心する。普通の材料。スーパーに走らなくていい。
コリアンダーとパクチーと香菜は同じものなのか…?って迷わなくていい(同じものです)。
7月29日 ウナギのピッツァ
アナゴに続き、ウナギ。もこみちはあの形状の魚が好きなのだろうか。
知らないけど。
ウナギ(白焼き)となっているところに愛を感じる。でも蒲焼き以外のウナギをスーパーで見かけない。
特筆すべき材料はマイクロトマト。
マイクロトマトなんて人生で2回くらいしかお目にかかったことがない。やたら小洒落たイタリアンバルに連れて行かれて(上司の愚痴を聞くだけの簡単なお仕事…)、高いスツールに座らされて、なんでも好きなものをたのめ、と言われたので頼んだレバーパテに添えられてた。
あってもなくてもいいけどあるとシャレオツ度としゃらくさい度が上がる。
7月分はこれで終わり。
7月に買い揃えた材料で「これはいつ使えばいいんだろう…」というものは豆鼓と紹興酒。
紹興酒、余ってますか?大丈夫?飲んじゃってない?
豆鼓は7月19日 中華風スペアリブの辛炒めに出てきた塩っ辛い豆。もう、どうやって使えばいいんだよ豆鼓。
でも安心してほしい。
出てくるんだ、8月に。豆鼓が。
その代わり香酢を買わなければならないけど。
大丈夫。もこみち先生ならきっと材料の使い回しをしてくれる。買おう、買おう。味の想像が出来ないハーブも、イタリアンパセリも、マイクロトマトも買おう。
ただ、冷蔵庫の中には常にズッキーニ1/2が余っているけど。