百三十五年丸ノ内線

昔の思い出から今の話までいろいろ(1日に何回も更新するよ!)。実体験を元にしたコスメ話や脱毛・育毛話など。ニッポンゴムツカシイ

宝塚歌劇団を見てきました日記

やっほい。

近藤だよ。

最近めっきり寒くなってきたね。

みんな元気?

 

さて。

私は先日、初めて宝塚歌劇団というものを見てきました。

初観劇 というやつですね。

 

宝塚歌劇団。

存在は知ってるけど、その多くが謎に包まれた歌劇団

よくわからないチケットの取り方。

ふつうにしてたら絶対に劇場の前列は取れないんだって。

よくわからないトップスターシステム

よくわからないファンクラブ(非公認らしい)の存在。

 

…。

 

謎です。

謎が多いけど見てきました。

だって、なんか、あれ。

私ね、自宅でスカパーとWOWOWに加入してるのだけど、スカパーって年に1回か2回くらい全部のチャンネルが無料になる日があるのね。

WOWOWもやってるけど、WOWOWは3チャンネルしかなくて、スカパーってすっごいチャンネル数いっぱいあってさ。

その中で見てたのがアニマックスとスカイステージっていうチャンネル。

スカイステージっていうのは、宝塚歌劇団に関する番組を朝は7時から夜は3時くらいまでずーっと流してるの。

それ見てたらさ

「これ、死ぬまでに生で見ておいたほうがいいな」

って気持ちになってきてね。

 

あと、彩羽真矢さんていうもう退団してしまった男役さんのおかげで、宝塚歌劇団に興味は持ってたので、せっかくだし、と思って。

 

いや~。

 

すごいよ、宝塚歌劇団

ちょっとチケットキャンプとか見てみて。

定価の2倍くらい平気でしてるから。

 

どうやら、宝塚歌劇団のことが好きな人は毎年公演内容を把握して、スケジュール立てて、宝塚友の会っていうのに入会したり会(FCみたいなもの)に入ってチケットを手に入れてるらしいのね。

そのビッグウェーブ(前売りの日)に乗り遅れたら、取れない取れない。

仲間内(宝塚歌劇団が好きな人)でチケットの融通をしあったりもするらしいんだけど、私にはそんなヅカ仲間的な人はいないしね。

 

で、いろいろとしらべました。

 

まず宝塚歌劇団っていうのはどうやら、常設のホールが3箇所あるらしく。

一つは宝塚歌劇団の本拠地、兵庫県宝塚市にある「宝塚大劇場」、同じく宝塚市にある「バウホール(小規模)」そして、日比谷にある「東京宝塚劇場」。その他にいろいろなところを「全国ツアー」という形で旅公演みたいに回ってるのもあるらしく。

私が一番行きやすいのはどう考えても日比谷の東京宝塚劇場だったので、そこで今やってる演目を調べましたところ、星組のガイズ&ドールズというのをやってることがわかりました。

 

あ、そうそう、星組っていうのはね。

もうなんとなく宝塚歌劇団つったら「なんだか組がある」っていうのを知っている人はとても多いと思うのですけども。

花組 月組 雪組 星組 宙組 専科

と分かれておりまして。

その組が各劇場で1ヶ月公演をやっておるそうなのです。

で、星組さんが、今、東京宝塚劇場で公演中、と。

 

3箇所しか劇場がないのに6個組があるよ?

 

それはですね。

宝塚大劇場東京宝塚劇場と全国ツアー+お稽古中の組 なのだそうです。

宝塚歌劇団のお稽古は1ヶ月以上あるらしく。

宝塚歌劇団で1ヶ月公演→東京宝塚劇場で1ヶ月公演→お稽古→また次の公演

っていうローテーションをしているらしいです。

たぶん。

うん、ごめん、にわかだからさ。違ってたらごめんね。

で、基本的には○組で一つのお芝居を作り上げていくわけで。

 

その中で、○組ってついていない専科というのは。

宝塚歌劇団に長く所属しているいろいろな組に出演してお芝居やショーに華を添えるプロ集団、です。専科だけの公演もあるよ。

 

んで、各組にはトップスターと呼ばれる男役さんがいるの。

このトップスターさんによって組のカラー(和物が得意、とかショーが得意とかそういうやつ)が変わったりする、らしいです。

最近は、落下傘(って書いてあったけど正式な呼び方?)つって、他の組とか専科からいきなりトップスターとして就任したりするから、トップスターによって組のカラーがガラリと変わる、みたいなのは無いらしいのですが。

 

そういえばすっごい昔に「燕尾(服)の花組」とか「和物が得意な雪組」とか聞いたような聞いてないような…。

 

それはさておき。

 

東京宝塚劇場で今公演をしている「星組」のトップスターは北翔海莉さんという方なのですが、北翔海莉さんはそりゃもう歌が上手で。

 

前述の、スカパーがなんだか無料で見られる期間に北翔海莉さんのディナーショーを見まして、こりゃもう死ぬまでに一度、宝塚歌劇団というものを生で体験せねばなりません、と思い立ってあれこれと手をつくしてチケットを手に入れました。

 

初観劇でしたので、当日B席でも良かったのですけども、S席のチケットで見てきました(どうしてもSS席のチケットは入手出来ませんでした、当たり前だろうけど)。

 

SS席っていうのは、ステージに一番使いところですね。

お値段も一番高くて、後述する宝塚友の会に入会したり、何らかの貸切公演の時じゃないと手に入りません。

次がS席、A席、B席、当日B席(2階の最後列)、立見(全チケットが売り切れた際に当日に発券)となります。

 

で、わたくしは何事においても石橋を叩きまくる性格なので、「S席といえどもオペラグラスは必須!」と思って、あと公演を見た人のツイートだのブログだの「初めての宝塚」的なページを熟読しました。

 

どうやら宝塚歌劇団の公演には3種類くらいあるようだ というのを知りました。

人気がある公演は何度も再演される、とか。

ほら、ベルバラとか、真矢みきさんが出てるのもあれば涼風真世さんが出てるのもある、みたいなアレです。

 

お芝居のみ(一本物と呼ばれるもの。ベルバラとか)

お芝居+ショー

ショーのみ

 

今回見に行くガイズ&ドールズは一本物で、3時間くらい公演時間があり、途中で30分の休憩が挟まる、というのを知りました。

その30分の休憩のことを「幕間」というようで、その間に軽くごはんを食べたり(パンとかおにぎりとか)、キャトルレーヴという宝塚歌劇団専門のグッズ販売店に行ったり、トイレに行ったりするようです。

 

なるほどね、と頭のなかでシミュレーションを繰り返しまして、シミュレーションついでに何度も観劇している方に「場内の飲み物は高い」ということを教えてもらったのでペットボトルのお茶(108円)を買いまして、当日は「チケット・オペラグラス・パンフレット代(1000円)・お飲み物・軽食(チーズ蒸しパン)」がカバンに入っているのを4回くらい確認して、日比谷に向かいました。

 

正確には銀座に。

 

だって銀座駅のほうが近いんだモン。

 

………観劇中………

 

あの身長高い人(十輝いりすさん)やばいかっこいい。

美城れんさん(ナイスリー・ナイスリー・ジョンソン役)はさすがだなぁ。あっ、新人公演のときに北翔さんがポップコーンこぼして大空祐飛さんに怒られたシーンってここかな?

あーそれにしても北翔さん歌うまいな~!ハット投げるとこ超かっこいいなぁ!

あ、このオペラグラス(買って1年弱)のピントってこうやって合わせんのか初めて知った…

 

………観劇終わり………

 

 

ねー。

すごかった。

女性しかいないはずの宝塚歌劇団なのに、なぜかときめいちゃったよ。

北翔海莉さんの歌が上手なのは知ってたけども、娘役さん(トップスターさんには必ず相方のトップ娘役さんがついている)の妃海風さんもすごい可愛かったし、酔っ払ったアデレイド(妃海風さんの役名)がスカイ(北翔海莉さんの役名)に甘えるところも良かったし、っていうかむしろ嫉妬したし、っつか十輝いりすさん!身長が178cmもあるらしく、舞台でもすごい目立っててかっこよかったし、小物のクマちゃんのぬいぐるみをハット(帽子)に収納してるのも可愛かったし、2番手(トップスターの次に凄い男役さん)の紅ゆずるさんもかっこよかったし、わあああみんなだいすき七海ひろき氏だー!とか、あれが壱城あずささん…とか、意味がわかんねえよ宝塚!

 

という気持ちになりました(総括すると、なんかすげーな宝塚、という気持ち)。

 

で、帰り道に「これはもう舞台写真を買わなければなりません!」と思い、日比谷シャンテのなかにあるキャトルレーヴへ。

 

凄いのな、キャトルレーヴって。

写真、DVD、CD、なぜか揃っている過去のグラフ(宝塚歌劇団専門の雑誌)、歌劇(宝塚歌劇団専門の雑誌)、写真集、何人分の萌えが詰まってるのかわからない写真ラックにスターカレンダー、それぞれのトップさんがデザインした素敵グッズ(思わずミラーを買ってしまったよね)…。

…。

 

買ったよねー。

北翔さんの舞台写真買ったよねー。

買ったし、星条海斗さん(専科の男役さん)のポストカードも買ったよねー。

で、スミレ色のショッピングバッグに入れて貰ってワクワクしながらシャンテを出たら、ちょうど出待ちをなさっているファンの方がたくさんおりまして。

 

すげーの。

宝塚の出待ち。

なんかね、トップスター、2番手、3番手くらいの男役さんのファンの人が、日比谷シャンテの裏道(つまりは東京宝塚劇場の前の道)に3列くらいになって座ってんの。50mくらい。

で、なんとなく私もそこで出待ちをしなければいけない気持ちになって、ボーっとシャンテ側のほうから見てたら、ちょうど紅ゆずるさんが出てきたくらいのタイミングだったらしく、笑い声が聞こえてきたりしました。

でね。

なんかその、3列×50mくらいの人垣をよく見てたら、なんのタイミングかわかんないんだけど立ったり座ったりしてて、でもこっちで立ってる人は座ってないし…。

なにしてんだろ?運動?って思ってたんだけど、どうやらジェンヌ(歌劇団の生徒)さんが通るときはお目当てのジェンヌさんじゃなくても座って後ろにいる人に見やすくしてあげてて、それ以外のときは立ってるんだって。

すっごい寒い日だったから、みんなで運動してるのかと思ったよ。

ていうか別に座りっぱなしでもいいと思うんだけど、ダメなのかな…。足の血行が悪くなっちゃうからね、ちょっと座ったり立ったりしないと。

その3列×50mの座ったり立ったりしている人のことを「ガード」と呼ぶらしいです。

このガードっていうのは、ファンクラブ(非公認らしい)に入ってる人だけで構成されてるらしくってね。

ふつう、FCっていうと、AっていうグループのFCに入って、BっていうアーティストのFCに入って…みたいに掛け持ち出来るじゃん?

私は今年は4個のFCに入ってるんだけど、宝塚に於いてはジェンヌのFCは1つだけ!っていう暗黙のルールがあるそうです。

そんで、その「会」というのですけども、公認の会は「宝塚友の会」といって、SS席とかS席の前方列の抽選に参加出来たり、なんだかいろいろあるらしいんですが、もう調べれば調べるほど「めんどくせえな!」とおもってしまって、今のところどなたの会にも入ってないです。

 

でもなんか、凄かったからまだ見てないけど興味がある人は行ってみたらいいよ。うん。

私はたぶんもう1回見に行く!