青森行ってきた日記
やっほい。
近藤だよ。
みんな元気?
知ってる?
知ってる?
1000キロ以上飛ぶのにさ、プロペラ機。
ビックリするよね。
そう。青森。
東京在住だけど、青森にちょっくら用事があって行ってまいりましたの。
しかも地続きなのに飛行機で。
だって飛行機のほうが安かったんだモン!
10年ぶりに自分で自分が乗るために予約する飛行機。
予約までは仕事で何回もしてるから、そこまではドキドキしながら終わらせたんだけど、その後の所作がぜんっぜんわからなくてさ…。
凄いのな、最近の空港って。
Suicaみたいな自動改札機があってさ、QRコードかざすと「ピッ」つって通れるの。
つかさ、全部インターネットでできるのな、飛行機の座席の指定みたいなのも。
私さ、離陸時間の1時間前には空港にいなければならん!って思ってたから、離陸時間の1時間以上前に空港にいてさ、あまりにもヒマすぎて東京に住んでるのに東京土産とか買っちゃったよ。
これから結構な長距離移動するのにおみやげ。
帰りに買えよ、っつう話ですよ。お出口近辺におみやげ屋サン無いけど。
そんで、飛行機。
飛ぶのな。
当たり前だけど、飛ぶのな。
私は飛行機で何が一番好きつったら、滑走路に行くまでに飛行機のくせに自走するとこが凄い好きでさ。
だって、超贅沢な感じがするじゃん、飛べるのにさ、地面をゴロゴローってちっさいタイヤでさ、ちょっとしたトラックくらいの大きさのタイヤでゴロゴローって移動するの。結構な距離を。
それが凄い贅沢に感じて、そこが一番好き。
離陸してからはさ、っていうか離陸する瞬間とかさ、ずーっと肘掛け握ってた。
だって鉄の塊だよ?
鉄の塊が飛ぶんだよ…?
肘掛け握らないで何を握って精神を落ち着ければいいのか…くらい動揺したよね。
どういう仕組かわかってないけど飛ぶ、て昔聞いて、それから「どういう仕組かわかんないけど飛んでるものに乗ってる…」と思っててさ。
あと、飛ぶプログラム(自動操縦システム?)の開発した人(結構えらい)が前、酒に酔っ払った時にさ「なんで動いてるのかわかんないけど動いてる部分があるシステムが未だに使われてる」って爆笑しながら教えてくれてさ、そこもまた怖かったよ。
だから、肘掛けを握ってました。
ずーっと冷や汗かいてた。
「ちょっと、ヘタしたら、死ぬ!」
って思いながら。
最近の飛行機って凄いのね。
座席の上のほうにモニタがあって、そこが離陸前にワーって自動で降りてきて注意事項とかを流すんだよ。
私が乗ったのなんて本当にすっごい前でさ、その時は多分ジャンボジェットって呼ばれてるでっけぇヤツで、2列3列2列くらいの横幅があるやつだと思うんだけど、それは大きいモニタがあっただけだと思う。
か、前の人の座席の後ろにくっついてた…ような気がする。
うん、ほんと昔すぎて覚えてないんだよね。
今回乗ったのは、3列 3列のちびっこいやつでさ。
離陸すんじゃん、そしたら翼の真上の席だったんだけど、翼がさ、ぐわんぐわん揺れてるのが見えてさ。
柔性を持たせないと逆に折れるのはわかってるんだけど「ヘタしたら折れる!」とか思ってたよ。
まぁそんなヘタしたら!みたいな状態で離陸することなんて無いと思うけど、でもやっぱぐわんぐわんしてるの見たら「ヒイ…!」ってなるよね。
まぁ、もう降りられないし、覚悟を決めて外をずーっと見てた。
曇り空だったけどさ。
あと、その、ガーって降りてきたモニタが離陸するときはワーってしまわれるんだけど、安定飛行に入ったらまたガーって降りてきて、外の気温とか今上空何マイル位を飛んでる、とか目的地の天気とか何キロ飛んだとか流しててそれ見てた。
そんで、みるみるうちに飛行距離が、一瞬で2キロとか進むの。超はえー!飛行機ちょーはえええええー!とか思いつつ。外気温がガンガン下がり、高度が7000キロとか、落ちたら死ぬなーみたいなとこを鉄の塊が跳んでるのを想像してケツが浮いてた。
なんかあったらすぐ逃げるかんな!みたいな。
どこに逃げるつもりだったんだろうね。
てかさ、外気温とかお知らせされてもね。
1度
とか表示されてもさ、ガラス触っても二重だから全然分からないし。
わかることといえば
「ちょっと、悪くして、もし外に出る事になったら、気温が1度で寒い」
ってことくらいだよね。
「こんなことならTシャツじゃなくて、もっとちゃんとしたウィンドブレーカーみたいなのを装備して飛行機に乗ればよかったなぁ」
って思った。
でもよく考えたら、飛び降りる時はもう少し地上に近いところから飛び降りると思うから、そしたらきっと12度くらいはあると思うから、耐えられるかなーって考えてたら、青森空港着いた。
1時間くらいで。
っつか、こんな、私が窓際で「羽揺れてるこわい!」「雲の上飛んでるこわい!」「飛行機がこわいって言ってたみうらじゅんの気持ちが今めっちゃ分かるめっちゃこわい!」「てかうるさい!」「意外と揺れるこわい!」って脳みそがパーンってなりそうな真横の席のお姉さん。
寝てた。
え、なんで寝れるの?!って。
もう、飛行機落ちないし、寝て起きたら目的地についてる、っていう絶対の確信があるわけでしょ?
すごくね?
外気温見て、高度見て、外見て、羽見て、感情をあっちこっちに自主的に揺さぶってた私の横で寝るお姉さん。
肝が座ってんなー!って関心した。
そんでなんだかんだ、色々してたら青森空港着いた。
もうさー、離陸するときどんどん地上が近くなってって、そこもまた
「ヘタしたら色々な人を巻き込みつつ死ぬ!」
と思ってた。
ちゃんと地面に足がついたとき、ちょっとガクガクしたよね。
「は~生きて着いた…」みたいな。
そうそう、最初、深夜バスで行こうとしてたのね。
そしたら大阪に行くよりも時間もお金もかかってさ。
あと5000円足したら新幹線の指定席で行ける!って思ったんだけど、私きっとウッカリして1ヶ月前の予約とかしなさそうだしさ。
っていうか飛行機より新幹線のほうが実は苦手なんだよね。
あの、ずーっと鉄の塊が、今は鉄かわからないけど、ジュラルミンみたいなものかもしれないけど、それがさ、凄い勢いでレールの上を走るわけじゃん。
でさ、ずっとGがかかるじゃん、身体に。
あとめっちゃ早く景色が流れるからさ、酔うんだよね。
外見なきゃいいんだけどさ、見ちゃうじゃん、つい。
みんな見ないのかな?
だから、飛行機にしたの。
ていうか、高速バス乗る時は「運転手のさじ加減で死ぬ」と思ってるし、新幹線乗る時は「レールの上になんか置いてあったら死ぬ」と思ってるし、飛行機乗ったら「落ちたら死ぬ」と思ってるからさ。
基本的に自転車より早い乗り物に乗ったら毎回「死ぬ」と思ってるよ。
私が安心して乗れる乗り物なんてこの世にほぼ無い。
地下鉄も、サリン事件のwikiとか見たら「テロにあったら死ぬ!」とか思ってるしさ。
もう、なんでこんな世界は危ないんだろう?!って不思議になるよね。
なんでみんな平気な顔して外で生きていけるのか不思議でならない。
本当は、こんな人も車も多いところに住んだらダメなんだと思うけど、でもだだっ広い所に居たとしても「雷落ちたら死ぬ」とか「隕石落ちてきたら死ぬ」とか考えてるからね…。
どんだけ死ぬのがこわいんだっつう話だよ。
そうそう、そんで青森。
凄いのね、青森。
私は青森のイメージつったらいの一番に「キリストの墓」が出てきて、次が寺山修司、その次がナンシー関、その次が恐山、なんだけども。
あれな。
赤いやつ。
りんご。
すっごいの。
りんご押し凄い。
こんなにりんごがフィーチャーされてるのって、日本全国でも青森だけだと思うよ。
右を見てもりんご、左を見てもりんご、ガードレールがりんご(しかも白と緑と赤)。
あとねぶた。
たまにねぶた。
りんご りんご りんご りんご りんご ねぶた りんご りんご ねぶた
くらいのかんじ。
で、青森で色々と済ませまして、日本全国から知人が集まって参りまして、8人くらいだったのかな。
予約とかしてなくってさ(ライブ終わりだったから)。
行ったの、魚民。
青森来て魚民。
日本全国にあるわ、魚民なんて。
でも他の選択肢が「庄や」だったからね。
青森なのに。
しかも飲み放題とかにしちゃってさ、そこそこみんな楽しんだよね。
チェーン店は偉大だよ。
日本全国どこいってもおいしいもん。普通に。
だから大阪いってもファーストキッチンとか行っちゃうんだよね。
私に冒険心という言葉は無いからさ。
そんで、観光もせずにライブ見てホテル帰ってライブ見てホテル帰って、「さらば、青森!水が美味しかったし、水綺麗なところで風呂入ると髪の毛ツルッツルになるから水だけ東京に空輸して欲しい」とか思いながら空港に向かったの。
そんでさ、出国手続きみたいなのあるじゃん。
青森国からさ、出るやつ。
金属探知機みたいなのにくぐるやつ。
羽田ではなんともなかったんだよ?
スッって通れたの。
全く同じ格好だったのにさ、引っかかったよね。
ピンポーンつって。
なんだよ、青森の金属探知機。めっちゃ敏感かよ。
あの、丸い、黒い輪っかみたいなのでさ、全身をくまなくチェックされてさ。
そしたら靴の金属とジーンズのホックに反応しやがったよ。
なんでだよ。羽田ではスルーだったじゃん!
つって。
そんで、台風が近づいてたからお帰りの飛行機はグラングラン揺れて。
もう肘掛けどころかシートベルトをずっと握る勢いで握ってたのにさ。
JALの機内サービスで、行きに水なんか飲んじゃったからさ、悔しくてコンソメスープを頼んだの。
すっげー揺れてるのに。
CAのお姉さんもちょっとグラグラしながら歩いたりしてるようなところにアツアツのコンソメスープ様がやってきてさ。
フタついてたけどさ、零したら熱いに決まってるしさ。
こわい ねむい(寝不足) に加えて あつい なんて感情が入ってきたら、きっと暴れてしまうに違いないから、コンソメスープのカップをずーっと握ってた。
そんで、また外気温1度とか見ながら1時間とちょっとかけて羽田ついて、着陸したんだけど、空港のすっごい端っこで。
端っこ中の端っこ、みたいなところでさ。
ってか、行きのときも搭乗口、一番端っこだったけども、でも一応空港にくっついてたのにさ。
バス。
バスに乗って移動したよ、空港を。ビックリした。
そこら辺に飛ぶ奴いっぱいあるのに、地面走るやつ!空の港と書いて空港なのに!!!
って意味わかんない感動した。
あと生きてて良かった、と思った。
そんで、気がついたんだけど、羽田空港から青森空港の飛行時間より、自宅から羽田空港に行くほうが1.5倍くらい時間かかるのな。
なんだよ羽田めっちゃ遠い!くそが!と思った。
あ、そうそう、東京に戻ってきたら、空港でいとうせいこうさんを見かけた。
それが今回の青森旅行のハイライトかなー。
ほんならねー。