謎のお見合い相手
帰省するたびに祖父母が
「マミ子はいつ結婚するんだ」
「ひ孫が見たい」←すでにいる
「結婚相手なら居るぞ」
と、行き遅れのマミ子に猛プッシュしてくる相手が居ます。
「じいちゃんのいとこの息子の40歳の教師だ!」
と、祖父は言います。
今年の帰省の時にも言われました。
「マミ子はいつ結婚するんだ!相手ならいるぞ!」
と。
私は最初その話を聞いた時、お付き合いしていた相手がいたので
「自分で結婚相手くらい見つけるよ!まだ(私も)若いし」
と言っていたのですが、毎年毎年毎年言われ続けてとうとう8年目に突入です。
不思議なのが、
マミ子は毎年きちんと年をとっています。
なのに、お見合い相手(仮)の条件が常に
「40歳の教師」
であることです。
祖父のいとこの息子が複数人いて、全員男で年子で全員行き遅れているのか。
はたまた、サザエさんワールドの住人なのか。
最初から8年、相手は48歳。
ないないないないないないないない!!!!!
いやー、ないわー。
よく考えるまでもなくないわー。
・独身
・中年も通りすぎてそろそろ介護のことを考えなければいけない
・どうやら同居だ
・田舎でずっと教師
=常に自分の言うことを聞く子どもにしか囲まれない閉ざされた社会でしか社会経験がない(実体験に基づく)
・どうやら実家は農家だ
ないわー!!!!
ないないない。
これがね、恋愛とかでさ。
仕事一筋だった48歳の未婚上司が、はた、と気がついた時周りに独身者がほぼ居なくて、
そんな時に32歳の転職者・マミ子さんが部下について、最初は衝突したりもしたけど、仕事を一緒にやっていくうちにマミ子は狩野さん(←妄想上の上司の名前)に憧れや父性や男らしさを感じてアタック開始。
「年齢差があるからね…」
と諌められて、でも諦めきれなくて
「狩野さん!
わたし、どうしても狩野さんと付き合いたい!(=突き合いたい)
私だったら狩野さんとずっと一緒にいる!狩野さんに寂しい思い、させない!」
ってさ。
それならさ、まぁ分かるよ?(サトルー結婚してくれー)
でもなんで見合いで8年間年を取らない不思議な人と結婚せねばならないのですか!
と思うのです。
あと、祖父は壮大な嘘つきです。
小さいころのマミ子に
「穴を掘り続けてたら地球の裏側に出て、ブラジルに行けるぞー」
とか言って、日がな穴掘りをさせて笑っていた人です。
(ブラジルには到達できませんでしたし、穴をほったせいで地盤が緩んで積石が崩れて怒られました)
絶対40歳っていうのが嘘だと思うのです。
8年間かけて、チョロチョロ小出しにされる情報を総合するに、
「農家の長男教師、同居、嫁奴隷」
です。
ギャー!!!!
そんな相手をあてがわれなければいけないほど、私、まだ落ちぶれたくない!
でも自分は妥協、世間は妥当という、とも聞くし
でもやだー!やだよー!
私結婚するなら狩野さん(妄想上の上司)とチワワを飼って暮らしたいよー!!!!
と思い。
今年も祖父の話を
「ははは」
って流してきました。