百三十五年丸ノ内線

昔の思い出から今の話までいろいろ(1年に3回くらい更新するよ!)

マウンティングおばちゃんに出会った。

マウンティング女子とは…

「私のほうがモテるのよ」「私のほうがいいもの持ってるのよ」と、何気ない会話を装いながら相手よりも上位に立とうとする、女子なら誰しも一度は出会ったことのある女子のこと

 

参考資料:http://135.hateblo.jp/entry/2013/12/03/130215

 

ガストに行くと、喫煙席によく居るおばさん二人連れを今日も見かけました。

このおばさんたちは、子どもつながりのいわゆるママ友だと思うのですが、年の頃は40前後、恐らく子どもたちは中学生くらいだと思います。

たまに運動後のような格好をしているので、ママさんバレー繋がりなのかもしれません。

 

そんなおばさんAとB。

関西弁のほうを恵美子さん、恵美子さんより少し若そうなほうを山村さんとしましょう。

 

私が二人の横の席に座った時、彼女たちの専らの話題は"夫に似てきた息子が怖い"ということでした。

怖いというのは、暴力とかではなく、子どもが生まれてからは情だけで一緒にいる夫にどんどん似てきていて、可愛いあの頃は終わってしまったのね、という哀愁を含む怖さです。

そして、私の前に「小エビと貝柱のサラダ」が提供された頃、話がマウンティングに移行していきました。

 

山村「夫の前に付き合ってた人がいてね、その人とは学生時代にずーっと付き合ってたんだけど、私は結局夫に乗り換えちゃったんだけど」

恵美子「うんうん」

山村「その人は今も桜上水に住んでて、『あんなことがあった桜上水に俺は今住んでて、しかもお前は家建てて…』って言われてさ、この間『そういえば桜上水の戦い』があったなぁっていう話をしたのよ」

恵美子「桜上水の戦いって?」

山村「今の旦那と付き合いだしたときに、話がしたいって言われて、そうそう、▲さんは一浪してるんだけどね~。それで、旦那と私と桜上水で話をしたのよ」

恵美子「ほーん」

山村「▲さんが旦那に『俺より幸せにしなかったら許さない』って言ってね~、それで桜上水のホームでさ、▲さんが『お前、タバコ一本ちょうだいってホームで吸ってたなあ』っていうけど、そんなの覚えてないってー」

山村「あーそういうのがあったなーとは覚えてるけどタバコのこととか、忘れちゃうよねぇ~」

恵美子「そうだよねぇ」

山村「結局▲さんは中大の入試に行けなくて、そんなことしてたら、あ、彼のお兄さんが中大にかよってて、キャンパスをよく知ってるから試験に行ってないってバレちゃうって、キャンパスの様子がわからないから、話が終わったらキャンパスだけいったんだって」

(中大っていうところがどこか知りませんが、どうやら京王線沿線にある模様)

恵美子「(笑いながら)▲さんは入試も行かれへんで大変だったなぁ」

山村「浪人したあと都立大に行ったから大丈夫だけど」

恵美子「それが桜上水の戦い?」

山村「そうそう、こっちはすっかり忘れてるのにねぇ、タバコの事なんて覚えてないのに『お前はホームで吸ってたなぁ』って言われてもねぇ」

 

その後、恵美子は華麗に「戦いなのに小さいww」「下高井戸の戦いもあったらいいなぁw」と笑っていました。

 

ちなみに、このコンビには何回もガストで遭遇しており(ガストにお互い行き過ぎ)、この会話を聞くまでに

 

 

1) 山村さんより恵美子のほうが年が上でしっかりもの

2) (それまでの会話からの推測で)恵美子はボス的な存在

3) 家族ぐるみの付き合いで、恵美子は離婚している

4) 恵美子のほうが山村さんより子育ての先輩

 

というような情報を得ていました。

今回の山村さんのマウンティングポイントは

 

1) 過去の男とまだ連絡を取っている

2) 過去に男から男に即座に乗り換えることが出来た(モテアピール)

3) 元カレと今カレが自分を取り合った(モテアピール)

4) 過去の男は昔の話を今もする(モテアピール)

5) 私は過去の男の細かい話など覚えていないのに(モテアピール)

 

という5ポイントです。 

 

まさか、おばちゃんになってもマウンティングするなんて思っていなかったので、女子は生まれた瞬間から死ぬまで女子なんだなぁ、と思いました。

 

ちなみに、恵美子と山村さんは、もう、なんていうか、見た目で名前をつけました。

 

 

※ 中大の謎が解けました!中央大学の多摩キャンパスのことだそうです!

※ すいません、入れ替わってました!山村さんの名前を「紅葉」にしといたらよかったです><